栄養教室 Feed

2011年9月 8日 (木)

栄養教室 「糖質制限食 実践編」 H23.9.7

今日はとてもお天気がよく、さわやかな日でしたね。たくさんの方が栄養教室に参加してくださいました。
朝夕と昼の気温差が大きくなってきました。体調を崩しやすい季節です。肌寒いと感じたら1枚上に羽織るとか足元を温めるなどして温度調節をしっかりと行いましょう。
 今回の栄養教室は、糖質制限食の実践編ということでお話をさせていただきました。すでに、実践されている方も多く、その方たちからいろいろと受けた質問をわかりやすく説明するということに重点をおきました。
 よく聞かれる内容としては、「商品によく糖類ゼロとか糖質ゼロとか書いてあるけど何が違うの?」とか、「どうしても甘いものが食べたくなったら何を食べたらいいの?」とか、「人工甘味料もいろんな種類が売られているけど、何が違うの?」などです。同じカロリーゼロの商品でも、使っている甘味料が違うことがあります。人工甘味料の中でも血糖が上がるものと上がらないものがあります。違いを知っておくと、原材料名のところを確認したときになるほど!と分かるようになりなかなかおもしろいですよ!
 今まではわりと、栄養成分表示を見たときにカロリーを気にされていた方がほとんどだと思います。栄養成分表示で見るところは炭水化物(糖質)のところです。炭水化物を多く含むものほど血糖が上がりやすいです。
 糖質制限食は、カロリー計算は一切なしで、炭水化物を多く含む食品を極力控えることで、血糖をコントロールしていくという食事療法です。どうしても甘いものが食べたくなったら、なるべく炭水化物の少ない商品を選んで、どんな甘味料で甘みがつけてあるのかを確認するようにしましょう。
 
 *糖質制限食は、高タンパク質食になるので腎機能が低下している方には向きません。インスリン注射を打っている方、血糖降下薬を飲んでいる方は、低血糖になる可能性があります。主治医と相談してから始めるようにしましょう。」
Lecture
本日の糖質制限食のサンプル
 大豆と鶏ささみのおろし和え  卵とえびとブロッコリー炒め   しらたきチャプチェ風
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2011年8月 5日 (金)

栄養教室「高血圧症の食事療法」 平成23年8月4日

平成23年8月4日、岐阜ハートセンターハートホールにて栄養教室「高血圧症の食事療法」が開催されました。
今回は高血圧症の食事療法についてお話をさせていただきました。暑い中、40名程度の方々が参加してくださいました。多くの方は、高血圧と言えば減塩でしょ?と思われると思います。塩分を控えることで、血圧のコントロールがうまくいく方もみえます。しかし、そうでない方もみえます。食塩感受性、食塩非感受性といいます。食塩感受性の方は塩分を控えることで、血圧が下がります。日本人の約3~4割程度が食塩感受性と言われています。減塩といいますと1日6g/日未満にしましょうなんて言われますが、自分では、1日にどのくらいの塩分を摂っているかなかなかわからいものです。特に注意したいのは、インスタント食品や、魚の干物、塩蔵品、ベーコンやハム、ウインナーなどの加工食品、ちくわなどの練り製品です。これらの食品には多くの食塩が含まれています。なるべく控えるようにしましょう。
外食も塩分の摂りすぎになりがちです。できるだけ、自分で調理をして食事をするといいですね。また、塩分を体の外に排出するのを助けるはたらきがあるのが、カリウムです。カリウムは、野菜や果物、きのこ、海藻類などに多く含まれています。それらの食材も意識してしっかりと食べるようにしましょう。塩分の過剰摂取以外にも、肥満やストレス、運動不足なども高血圧の原因となります。肥満の方は主食(ごはん、パン、麺類)の量を少し減らして減量しましょう。
運動を行う際は、有酸素運動がおすすめです。ウォーキングや水中歩行などを行うようにしましょう。
Sato
試食
1.ズッキーニの肉巻き            2.クラムチャウダー           3.ひじきと大豆のサラダ
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2011年7月12日 (火)

栄養教室「脂質異常症の食事療法」H23年7月8日(金)開催

平成23年7月8日、岐阜ハートセンターハートホールにて栄養教室「脂質異常症の食事療法」が開催されました。
「最近、とても暑くなってきました。汗をたくさんかいたときは、水分だけでなく、塩分の補給も忘れずにしてください。熱中症対策も大切ですが、体を冷やしすぎるのもまた、良くないので、冷たいものばかりを食べたり飲んだりすることには注意しましょう。
 さて、暑い中、今回もたくさんの方が参加してくださいました。今回のお話は脂質異常症です。中性脂肪が高かったり、善玉と言われるHDLコレステロールが低かったり、悪玉と言われるLDLコレステロールが高いと狭心症や心筋梗塞になる危険性は、高くなります。血液検査をされたときに一度チェックしてみてください。
 中性脂肪は、脂肪とあるので、脂っこいものをたくさん食べると上がるのかなと思われがちですが、果物や甘いもの、炭水化物を多く含むものをたくさん食べると中性脂肪は上がりやすいです。特に夜遅く寝る前などに、アイスクリームや果物などを食べたりすると中性脂肪は上がりやすいです。夕食後はなるべく、何も食べないようにすると良いです。
 中性脂肪が高いとHDLコレステロールが低くなりやすいです。HDLコレステロールは、血管の中にある余分なLDLコレステロールを肝臓に運ぶ役割があります。HDLコレステロールが低く、LDLコレステロールが高いと血管の中は詰まりやすい状態になってしまいます。油の質によって、HDLコレステロールやLDLコレステロールの値が変わってきます。オレイン酸を多く含むオリーブオイルはおすすめです。
 背の青い魚に多く含まれるEPAやDHAも積極的に摂りましょう。
 色のある野菜には抗酸化作用があり、血管が酸化するのを防いでくれます。トマトやブロッコリー、ピーマンなど意識して色のある野菜も積極的に食事に取り入れると良いですね。」
栄養教室風景:
Lecture
試食:
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2011年6月 9日 (木)

栄養教室「糖質制限食」 開催 H23.6.8

6月8日、栄養教室を開催いたしました。梅雨の季節ですが、お天 気も良く、とてもたくさんの方が参加してくださいました。
今回は糖質制限食のお話と糖質制限中でも食べらる麺類やパン、おやつなどの紹介をさせていただきました。
岐阜ハートセンターでは、血糖値を上昇させるのは3大栄養素のうち糖質だけという事実をもとに、糖尿病の患者様に対してできる限り、糖質を多く含む食品は控えるという食事療法をお勧めしております。糖質を多く含む食品とは、ごはん、パン、麺類などいわゆる主食と言われるもの、果物や芋類、甘いお菓子やジュースなどにも多く含まれています。ただ、糖質を控えることで、血糖のコントロールがうまくいくということが頭ではわかっていても、パンやアイスクリームなどは食べたい!と思う人も多く、我慢しなくてはいけない部分もあります。そこで、今回は、砂糖を使わず、血糖値の上がりにくい甘味料を使ったアイスクリームや、小麦ふすまや小麦グルテン、大豆粉などを使ったパン、豆腐でできたそうめんなどを紹介させていただきました。
参加してくださった方の中から、実際にパンを1つ食べていただいて、血糖を計らせてもらいました。1人の方はあげあんぱんを召し上がったのですが、食前90から食後1時間後には82と少し下がっていました。もう一人の方はベーグルを召し上がったのですが、食前76から食後1時間後には97でした。糖尿病の方でも、安心して食べられるということが証明できました。カロリーはどちらも200kcal以上ありましたが血糖値はほとんどあがりませんでした。
血糖値が上がりにくい食品も上手に利用しながら、おいしく楽しく糖質制限食を続けられるといいですね。
栄養教室の様子
Lecture
試食サンプル
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2011年5月18日 (水)

栄養教室「糖質制限食」 H23.6.8(水)

栄養教室を開催いたします。

今回のテーマは「糖質制限食」実践例。

糖質制限中でも食べられる麺類?

どなたでも参加できます。参加費は無料です。

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2011年5月16日 (月)

栄養教室「高尿酸血症・痛風を予防しよう」開催

近頃雨ばかり続いていましたが、この日はお天気も良く、たくさんの方が参加してくださいました。
今回は、高尿酸血症・痛風を予防しよう!というタイトルでお話をさせていただきました。
初めて参加された方も多くみえました。
高尿酸血症とは、プリン体の代謝産物である尿酸が血液中に異常に増えてしまう状態です。尿酸値が高いだけでは、
何も症状はありませんが、そのまま高いままにしておくと、痛風発作を引き起こします。
痛風は風邪が吹いただけでも痛いと言われるように激痛が起こります。
尿酸が増えてしまう原因は、遺伝(尿酸が作られやすかったり、排出されにくかったりする体質)やストレス、肥満、
カロリーの摂りすぎ、アルコールの飲みすぎ、激しい運動、プリン体の摂りすぎなどと言われています。
生活習慣も大きく関係する病気なので、尿酸値が高いと言われている方は今一度生活習慣を見直してみましょう。
まずは、自分の適正体重を知り、肥満と判定される方は、外食の回数を減らしたり、間食を減らしたり、夕食の量を
減らすなどして、減量を心がけましょう。アルコールを飲まれる方は週に2日程度は休肝日を設けるようにしましょう。
レバーや魚の干物にはプリン体が多く含まれています。控えるようにしましょう。肉にも比較的多く含まれていますが、
茹でることでプリン体を減らすこともできます。野菜や、きのこ類、海藻類などアルカリ性の食品もしっかりと摂るように
しましょう。水分をしっかり摂ることも大事です。お茶やお水を飲むようにしましょう。
痛風は高血圧や高脂血症を悪化させます。薄味を心がけましょう。
栄養教室開催状況
Sato
試食サンプル
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2011年4月11日 (月)

栄養教室「高尿酸血症・痛風を予防しよう」H23.5.13(金)

5月13日(金)栄養教室を開催いたします。

テーマは「高尿酸血症・痛風を予防しよう!」です。

どなたでも無料で参加できます。御誘い合わせてお越し下さい。

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2011年4月 8日 (金)

栄養教室「体重コントロール」 

ようやく、最近暖かくなってきましたね。新しいことをなにか始めるのにはちょうどいい季節ですね。
 今回の栄養教室は体重コントロールというタイトルでお話をさせていただきました。たくさんの方が参加してしてくださいました。
 
 みなさんは、ご自分の体重を気にしていますか?やせたいと思っている方も多いと思います。一度、ご自分の体重が標準なのか、肥満なのかチェックしてみましょう。BMI(体格指数)を参考にしてみてください。
 BMIというのは、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で、18.5~25までが標準です。25を超えると肥満と判定されます。しかし、体重が標準の場合でも油断はできません。体重だけではなく、体脂肪率も見ると良いでしょう。今では、体脂肪率も同時に計れる体重計がホームセンターなどで購入できます。
 
 同じ脂肪でも、皮下脂肪と内臓脂肪があります。内臓脂肪が多い場合は特に生活習慣病になる危険性が高いといわれています。体重は標準でもおなか周りがポコっと出ている方は要注意です。生活習慣を見直してみましょう。
 お菓子やジュース、お酒、外食(麺類、ごはんもの)などいかがですか?食べる量は多くないですか?
 運動はできていますか?何かひとつでもいいので、改善できるといいですね。 
 肥満は糖尿病や、高血圧、脂質異常症、心筋梗塞、脳梗塞など様々な病気の原因となります。一度増えてしまった体重をもとに戻すのは大変です。体重の大幅な変動は体にも大きな負担となります。毎日体重を計って記録して、増えないようにすることが大切です。
栄養教室の様子
Lecture
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2011年3月17日 (木)

栄養教室「体重コントロール」  4月7日(木)

皮下脂肪型肥満と内臓型肥満と どちらが危険??

桜も満開の4月7日、岐阜ハートセンターで栄養教室開催します。

どなたでも無料で参加できます。是非お越しください。

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2011年3月14日 (月)

栄養教室 「糖質制限食 基礎編」 H23.3.11(金)

今回は、糖質制限食の基礎編ということでお話をさせていただきました。今日も、寒かったのですがハートホールがいっぱいになるほどの方が参加してくださいました。ありがとうございました。

初めて参加される方も多くいらっしゃいました。糖質制限食とは、タンパク質、脂質、炭水化物のうち血糖値を急激に上昇させるのは炭水化物だけということに着目し、できるだけ炭水化物を控えることによって、血糖値を良好にコントロールしていくという食事療法です。また、肥満ホルモンと言われるインスリンの分泌を抑えることで、減量の効果もあります。
炭水化物を多く含む食品とは、いわゆる主食と言われるごはんやパン、麺類などです。主食の量を少なくし、その代わりに肉や魚、卵などタンパク質を多く含むものや野菜、きのこ類、海藻類など食物繊維を多く含む食品をしっかりと食べるように意識するだけでも、効果はあります。
基礎編ということで、糖質制限をすでに実行されている方には少しものたりない内容であったかもしれません。教室終了後には、さらに詳しい内容の質問も多数ありました。みなさん、頑張って継続してみえることがうかがえました。9月7日(水)には、実践編として糖質と糖類の違いや甘味料についてのお話など、もう少し詳しいお話をさせていただこうと思っていますので、ぜひ参加してみてくださいね。
*インスリンを打っている方や血糖降下薬を服用されている方は低血糖に注意が必要です。また、タンパク質を多く摂りますので、腎機能が悪化している方には適しません。
Heart_hall
上の写真:多くの方が参加してくれました。   下の写真:試食の糖質制限食
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