栄養教室「高血圧症の食事療法」 平成23年8月4日
今回は高血圧症の食事療法についてお話をさせていただきました。暑い中、40名程度の方々が参加してくださいました。多くの方は、高血圧と言えば減塩でしょ?と思われると思います。塩分を控えることで、血圧のコントロールがうまくいく方もみえます。しかし、そうでない方もみえます。食塩感受性、食塩非感受性といいます。食塩感受性の方は塩分を控えることで、血圧が下がります。日本人の約3~4割程度が食塩感受性と言われています。減塩といいますと1日6g/日未満にしましょうなんて言われますが、自分では、1日にどのくらいの塩分を摂っているかなかなかわからいものです。特に注意したいのは、インスタント食品や、魚の干物、塩蔵品、ベーコンやハム、ウインナーなどの加工食品、ちくわなどの練り製品です。これらの食品には多くの食塩が含まれています。なるべく控えるようにしましょう。
外食も塩分の摂りすぎになりがちです。できるだけ、自分で調理をして食事をするといいですね。また、塩分を体の外に排出するのを助けるはたらきがあるのが、カリウムです。カリウムは、野菜や果物、きのこ、海藻類などに多く含まれています。それらの食材も意識してしっかりと食べるようにしましょう。塩分の過剰摂取以外にも、肥満やストレス、運動不足なども高血圧の原因となります。肥満の方は主食(ごはん、パン、麺類)の量を少し減らして減量しましょう。
運動を行う際は、有酸素運動がおすすめです。ウォーキングや水中歩行などを行うようにしましょう。
試食
1.ズッキーニの肉巻き 2.クラムチャウダー 3.ひじきと大豆のサラダ