第42回運動教室「認知症予防の運動療法~頭と身体を動かして認知症を予防しよう~」
令和1年11月20日(水)に第42回運動教室「認知症予防の運動療法~頭と身体を動かして認知症を予防しよう~」が開催されました。
認知症は脳細胞が死んでしまったり働きが悪くなったために様々な障害がおこり、生活に支障が出ている状態です。アルツハイマー病や脳血管性の病気などが原因となりますが、進行してしまうと介護状態や寝たきりにつながりますので、予防が重要です。また、認知症の前段階である【軽度認知機能低下】は改善可能な状態であると言われています。これらの認知症や認知機能低下には生活習慣が影響すると言われており、社会参加や身体活動・対人交流など自宅の外での活動がより良い影響を与えるとされています。
認知症に影響する因子の中で最も関係性の高いものは身体活動量と言われています。日常でいかに動くか、ということは身体だけでなく脳の機能の維持にも役立つということだと思います。普段の生活や動き方を見直すきっかけにして頂けましたら幸いです。
今回、「デュアルタスク・トレーニング」という運動を紹介させて頂きました。これは二つの(デュアル)課題(タスク)を同時に行うことで、頭と身体を刺激するトレーニング方法です。足踏みを行いながら計算やじゃんけんを行って頂きましたが、ただの足踏みとは違い頭を使いながらのトレーニングでしたのでいつもとは違った疲労がみられたと思います。皆さん悪戦苦闘しながらも、楽しんで運動できたとのお声を頂きました。
参加して下さった皆様、誠にありがとうございました。いつもとは違う運動を行うことで、刺激を入れながら継続して頂きたいと思います。
次回の運動教室は、令和2年1月15日(水)15:00~16:00から実施します。テーマに関しては未定でありますので決まり次第ご連絡させていただきます。多数の方のご参加をお待ちしています。