H28年2月26日岐阜ハートセンター ハートホールにおきまして心不全の地域連携勉強会を開催いたしました。
超高齢化社会を迎えた日本では心不全患者が増加の一途をたどっています。
心不全は再入院を繰り返す度に身体活動能力が低下し、予後が悪くなっていく事が知られており、心不全再入院の抑制が非常に需要です。その為には医師による医学的治療のみならず多職種から成るチームでの介入が必要であり、今後地域の連携が重要になってまいります。
今回、心不全診療・地域連携において中心的な役割をはたされている2人の先生をお迎えして勉強会を開催いたしました。
近隣の病院、クリニックの多数の先生方のご参加を頂きました。
総合司会は岐阜ハートセンター 循環器内科医長 川村一太先生
講演1「心不全患者に対する当院での取り組み」
岐阜ハートセンター循環器内科医長 川村一太先生
特別公演1「心不全患者における地域連携」
みながわ内科・循環器科クリニック 院長 皆川太郎先生
特別公演2「慢性心不全のリハビリテーション医療と地域連携」
名古屋大学大学院医学系研究科・医学部保健学科 教授 山田純生 先生
平成25年11月21日、岐阜ハートセンターハートホールで岐阜県救急隊の方を対象に救急との連携ができるように勉強会を開催いたしました。
Ⅰ.先ず、院長上野から胸痛の疾患は早い処置が効果があり、救急隊との連携の必要性を説明。
診断のための時間に余裕のない疾患(できるだけ早期に治療すべき疾患)は:
(a)心筋梗塞
(b)不安定狭心症
(c)解離性大動脈瘤
(d)肺梗塞
(e)緊張性気胸
昨年の緊急搬送患者数486人に対して、緊急カテ117件、緊急手術19件
Ⅱ.循環器内科、三宅先生からは急性冠症候群(心筋梗塞)の当院での流れについて説明
Ⅲ.心臓血管外科、加藤先生からは大動脈解離症状から手術内容を説明。
参加して頂いた消防隊は岐阜市、笠松、羽島、本巣、山形等の消防隊の皆様52名の参加をいただきました。
平成24年3月7日 岐阜ハートセンターにて医療連携をして頂いている先生方をお招きし、第6回岐阜ハートカンファランスが開催されました。
多くの先生が参加され、質疑応答も活発になされ有意義なハートカンファランスでした。
Programは以下の内容でした。
Mini-Lecture 1 「新しい画像診断:光干渉断層法(OCT)を使った冠動脈インターベンションの一例」
岐阜ハートセンター循環器内科 医長 大久保 宗則 先生
Mini-Lecture 2「当院の心房細動治療の実績」
岐阜ハートセンター循環器内科 三宅 泰次 先生
Special-Lecture 「心房細動に対するカテーテルアブレーション最新の話題」
岡山ハートクリニック ハートリズムセンター長 山地 博介 先生
特に、今回、岡山から来院され講演して頂いた山地博介先生は不整脈の診断・治療を得意とされています。平成16年には米国クリーブランドクリニックで1年間研修もされています。特に不整脈の根治療法であるカテーテルアブレーションは4000例以上、心房細動に対するカテーテルアブレーションのみでも1300例以上の経験を持たれています。
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写真 左から 講演される 大久保先生、三宅先生、山地先生