栄養教室 Feed

2019年7月11日 (木)

栄養教室「腎臓病の食事療法」

今回の栄養教室は「腎臓病の食事療法」というテーマでお話しをさせていただきました。
腎臓は、老廃物を外に出したり、体内の水分量やミネラルの量を調節したりと、とても重要なはたらきをしています。


腎臓病の定義としては
1.尿たんぱくや血液、腎臓病を疑う所見
2.糸球体ろ過量(GFR:腎臓の働きを表す単位)が60ml/分(正常100ml/分)
 
1または2のいずれか、あるいは両方が3か月以上持続する状態となっています。
 
病院で腎臓病を指摘されたときは、生活習慣の見直しが必要です。
1.薬物療法 → 薬は飲み忘れることなく飲みましょう。
2.食事療法 → 食生活を見直しましょう。
3.血圧コントロール → 薬、減塩、軽い運動が大切です。
4.生活上の注意 → 過労やストレスを避け無理のない生活をしましょう。禁煙、節酒も大切です。
 
食事療法で大切なのは以下の3点です。
1.たんぱく質の量と質に注意する。
  たんぱく質を摂り過ぎると腎臓に負担をかけます。特に、ごはんやパン、麺類などの植物性の食品に含まれるたんぱく質は、あまり質がよくないです。低たんぱくごはんや低タンパクのパンなどを利用することもおすすめです。
 
2.塩分を控える。
  塩分を摂り過ぎると、血圧が上がります。高血圧は腎臓にも心臓にも負担をかけます。むくみが出たりすることもあります。薄味を心がけ、塩分を多く含む梅干しや漬物などは控えるようにしましょう。

今回の栄養教室では、お試しで減塩しょうゆをお配りしました。市販でも減塩しょうゆや減塩みそなどは売られているので、そういった商品を利用すると良いでしょう。栄養成分表示なども見る習慣をつけ、塩分の多く含んでいるものは控えるようにしましょう。
 
3.エネルギーをしっかり摂る。
  エネルギーをしっかり摂らないと、体のたんぱくが壊され老廃物が増えます。バターやオリーブオイルなどを上手に利用し、タンパク質を減らした分、油でエネルギーをしっかりと摂るようにしましょう。
 
無理をしたり、睡眠が不足したりすると病気が進行してしまうことがあります。

ご自分の病気をしっかりと理解し、食事や運動、生活全体を見直すことが大切です

栄養教室の様子 

Lecture_9483


 
 
本日の試食♪
夏野菜の肉巻き
ズッキーニやパプリカなど夏野菜を使ったメニューです。野菜を肉で巻くことで、少ない肉の量でも満足感が得られます。バターを使うことで風味がよく、減塩しょうゆでもおいしく食べることができます。

Sample1_9466

Sample1recipe


 
春雨の中華風サラダ
春雨はたんぱく質を含まないでんぷん食品です。ごま油の香りで薄味でもおいしく食べられます。酢を入れることで、さっぱりとして食べやすくなります。こちらのメニューも減塩しょうゆを使って提供しましたが、試食をされた参加者からは「減塩しょうゆでもおいしかった」と満足していただきました。
 

Sample2_9465

Sample2recipe

本日のレシピr1710.pdfをダウンロード

2019年6月 6日 (木)

栄養教室『心不全の栄養管理』

今回の栄養教室は、『心不全の栄養管理』についてお話させて頂きました。

栄養教室の様子

Lecture00864

心臓はからだに十分な酸素と栄養がいきわたるよう血液を循環させるポンプの働きをしています。しかし心不全になりますと、ポンプの働きが弱くなり、全身へきれいな血液を上手に送れない状態となり、むくみや息切れ、身体がだるい、手足の冷感、咳・痰が出る、夜間頻尿などといった症状が出てきます。

食事療法では、塩分を制限することが重要です。減塩のポイントは、薄味に慣れることが重要で、塩分計などを使用し、自宅の味付けが濃いのか薄いのか確認して頂くことをおすすめしています。また麺類を食べる回数が多く汁まで飲んでしまう方は1日に摂ってよい塩分量を超えてしまう恐れがあるので、汁は必ず残すようにしましょう。漬物や梅干し、佃煮、インスタント食品、干物などは塩分が多いので注意して下さい。レモン汁やゆず、すだちなどの酸味やにんにく・生姜・ハーブなどの香辛料を利用したり、だしパックを使用することは減塩につながります。

その他に、水分の摂り過ぎ(個人によって異なる)や食欲低下、過度な飲酒は心不全を悪化させる原因となるので、注意して下さい。

日常生活では、十分な睡眠と休養をとり、夏冷房の効き過ぎた部屋からそうではない所に出ると血圧が上昇するので、、外気との温度差が5度以上にならないように注意して下さい。また、内服や毎日体重測定を行うことを習慣づけて下さい。体重が1週間で2kg以上増える場合は、水が溜まっている証拠となりますので、そのような場合は、主治医に相談して下さい。

栄養教室のレシピです♪

1品目は「夏野菜のカレー炒め」です。カレー粉などの香辛料を使用することで、醤油などの調味料を減らすことができます。心不全は食欲がなくなる病態であり、カレー粉は食欲増進に役立ちます。

Photo

Vegitable

2品目は「たこの生姜醤油和え」です。香辛料の生姜も使用することで、調味料を減らすことができます。たことの組み合わせ合いますよ。

Sample2

Octopas

 

2019年5月15日 (水)

栄養教室 「糖尿病の食事~ゆるやかな糖質制限~」

今日の栄養教室は「糖尿病の食事~ゆるやかな糖質制限~」というテーマでお話しをさせていただきました。
糖質制限食という言葉は最近では、本やテレビなどで紹介されることも多くなってきて、ご存知の方も増えてきました。

栄養教室の様子

Lecture_8655
糖質制限食とは炭水化物(糖質)を多く含む食品を極力控えることで、血糖値をコントロールするという食事療法です。
ごはんやパン、麺類、イモ類、小麦製品、果物、菓子類、甘いジュースに炭水化物は多く含まれています。それらの食品の食べる量を控え、タンパク質を多く含む肉、魚、たまご、大豆製品などや野菜を多く摂ることで、血糖値が急激に上昇することを防ぐことができます。普段よく食べるものは何が多いですか?血糖値の高い方は炭水化物を多く含む食品を控えるようにしましょう。 
ただ、最近の研究では、厳しい糖質制限食を続けると死亡率が増えるという結果もでています。主食を減らしすぎるのは危険です。まずは間食の摂り方から見直しましょう。和菓子は体に良いと思っている方も多いのですが、和菓子は砂糖を多く含みます。あずきも糖質が多く、まんじゅうの皮も糖質が多いです。それと、あられやせんべいなどもお米からできているので、糖質は多くなります。間食でおすすめなのは、ナッツ類(塩のついていないもの)です。片手に乗るくらいの両が目安です。 
間食を控えても血糖値が下がらないときは、主食の量も見直してみましょう。夕食のごはんをなしにしておかずだけにするなど、少しずつ主食の量を少なくしていきましょう。外食が多い方は一度にたくさんの炭水化物を摂らないように注意しましょう。ラーメンとチャーハンとかうどんやそばと一緒に丼物を食べるということはしないようにしましょう。 
糖質制限食は、タンパク質の摂取量が多くなります。腎臓に病気のある場合は必ず医師に相談するようにしましょう。
また膵炎など膵臓に病気のある方は脂質の摂取量も多くなるので、注意が必要です。
経口血糖降下剤を内服していたり、インスリン治療をされている方は低血糖を起こす可能性があります。医師や栄養士に相談して注意して行いましょう。
 
 
本日の試食です♪

☆さばと豆苗のたまごとじ

Sample1_8648_2

Recipe1_4

☆ブロッコリーのごまマヨ和え

Sample2_8645

Recipe2


 
さばやマヨネーズは脂質が多くカロリーが高いので、糖尿病なら控えたほうがいいと思っている方も多いですが、糖質制限食を行う際には、脂質の摂り方がポイントになってきます。糖質制限食を行うと摂取カロリーが減りがちです。脂質は血糖値を上昇させないので、炒め物などで油も摂るようにしましょう。
 


 

2019年4月18日 (木)

本日は、塩分だけじゃない!高血圧の食事と題してお話をさせて頂きました。高血圧には大きく分けて2タイプあるのをご存じでしょうか。①本態性高血圧②二次性高血圧です。

ほとんどの方が①の本体性高血圧であります。二次性高血圧とは、ホルモンの異常分泌、腎臓疾患、薬剤の副作用などで起こるものを言います。本態性高血圧の原因は、「はっきりしない」というふうにいわれますが、様々な原因が複合的に関係しているということなのです。

Page2

減塩以外の高血圧改善のポイントとしては、①肥満の改善②野菜・果物を積極的に摂る

コレステロール・飽和脂肪酸を控える魚(魚油)の積極的摂取③節酒④運動といったものがあります。

Page3  

中でも①肥満の改善による降圧の効果は確立されており、減塩と同じくらい効果があるとも言われています。肥満の予防としては、やはり摂取したエネルギーと消費するエネルギーのバランスをとることが大切です。間食習慣のある方、砂糖入りの飲み物をよく飲む方などはエネルギー過剰になりやすいので注意が必要です。②の食事はDASH食と呼ばれるものであり、この食事パターンが最も降圧に効果があるとされています。③節酒は、短期的には血圧を下げる効果のあるアルコールですが長期に飲むとやはり上昇を引き起こします。お酒をやめると1-2週間で降圧の効果を得られたとの報告もあります。④運動については、有酸素運動とストレッチやレジスタンス運動を組み合わせると良いでしょう。有酸素運動は30分程度が望ましいですが、一気に行わすに10分づつに分けて行っても問題はありません。あまりに高い血圧や不整脈のある方は運動が適さない場合もあります。医師の許可を得てから行ってください。これらの生活習慣を複合的に改善することは、より降圧に効果的とされています。 

本日の試食は「さわらのしょうが漬け焼き」と「菜の花のナムル」です。

さわらは青魚の一種で、EPA、DHAが豊富に含まれています。

Page12

菜の花のナムルは野菜不足を手軽に補える1品として、また減塩でもおいしく食べるための工夫を加えました。野菜料理を薄味で食べるポイントとしては、水気をしっかり切ること、そして食材からの水気が出るのを抑えることが挙げられます。今回はごま油を先に和えることによって水気が出ることを抑え、少量の調味料でもしっかりし味を感じられるようにしました。

Page13 栄養教室の様子

Lecture_8565

2019年3月 8日 (金)

栄養教室「Let's ダイエット」

今日の栄養教室は、「Let's ダイエット」というテーマでお話させて頂きました。

まず身長と体重からBMIを算出しました。

BMI=体重(kg)÷(身長m)2 で算出することができます。

BMIは肥満や痩せを知る国際的な指標です。18.5~25未満は標準。25以上は肥満と判定されます。みなさんはどうですか?肥満の医学雑誌に、BMI30以上の人では、死亡率のリスクが増えるデータも出でいますので、太り過ぎには注意して下さい。

食事で大切なポイントは、お菓子やアルコールなどはほどほどに控える、揚げ物や脂の多い肉は控える、ご飯やもちなど糖質の多い食品は摂り過ぎない、早食い、夜遅い食事に気を付けるなどが挙げられます。食事だけでなく、運動も取り入れて頂くと、基礎代謝量が増え、痩せやすく、リバウンドしにくい体を作ってくれるますので、体を動かす習慣を付けましょう。

ダイエットは、食事制限を行うので長続きせず、リバウンドを繰り返す人がたくさんみえます。一大決心をしてダイエットを取り組んでいる人は、「甘い物は絶対に食べない」などという目標をたてますが、このような無理な目標は、失敗する可能性が高くなります。完璧主義の発想はやめ、できる範囲での目標をたて、継続的に行えるダイエットを行っていきましょう。

 

Lecture_7616

本日の試食です♪

1品目はさば缶のトマト煮込みです。鯖は脂が多く、中性脂肪が上がることを心配されますが、青魚に含まれる脂は逆に中性脂肪を下げてくれる効果があります。

Sample1_7608

Sabakan_1

2品目はほうれん草のしらす和えです。ほうれん草にはほうれん草には、チラコイドという成分が含まれています。チラコイドには、満腹ホルモンの分泌を増やす効果があるので、食べ過ぎてしまうのを抑えることができます。

Sample2_7597

Hourensou_2

2019年2月 8日 (金)

本日は高血圧の食事療法としてお話をさせて頂きました。

Lecture_7227 

一般的に高血圧とは140/90を超えている場合に言われます。ご家庭で測定した場合はこれよりマイナス5した値です。 

高血圧は循環器疾患最大の危険因子といわれており、全身の動脈硬化や心臓・腎臓への障害を起こして、最終的には命に係わる事態につながる可能性があります。 

塩分=ナトリウムのとり過ぎは血液の塩分濃度を高めるように働きますが、ヒトのからだはそれを防ぐために、細胞の中の水分を血液に移行させて、血液の塩分濃度が上がらないようします。すると、血液の量が増えます。血液の量が多ければ多いほど血管の壁には強い力がかかり、血圧が高くなってしまいます。また、食塩に含まれるナトリウムは血管を収縮させるホルモンの反応を高めることで血圧を高くします。こういった理由で高血圧の予防・治療には、減塩が第一です。 

減塩をすると血圧が下がることは、研究結果(DASH-Sodium研究)から証明されています。塩分を1g減らすと血圧は1mmHg下がると言われており、とても小さな変化に思えますが10gの食塩を摂っている日本人が6gまで減らすことができれば、日本人全体としては病気の発症の予防に大きな効果があります。 

「私は血圧の薬を飲んでいるから減塩しなくても大丈夫」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は薬を飲んでいる人でも減塩をしているかしていないかで血圧コントロールに差がでます。血圧の薬の半分くらいは食塩が多いと効果がやや弱く、食塩を制限するとよく効くことがわかっています。治療中の方もやはり減塩が大事ということになります。 

減塩のポイントをいくつかご紹介します。参考にしてください。 

まずは調味料編。辛みが強いものは塩分が少ないと思われるかたもいるかもしれませんが、種類によっては塩分も多い調味料があります。勘違いしやすいものをまとめてみました。

Salt1_2

Salt2

塩味を感じない食品にも食塩は含まれていたりります。

特にパンは注意が必要です。また今は流行の魚の缶詰も注意が必要です。

Salt3

調理で気を付けると良いポイントは、まず減塩調味料は少しずつ使うようにしましょう。普段使っている調味料と半分ずつで使うのも方法です。そして、塩分0の調味料がありますのでそれらを使って味を補います。香りつけにこしょうや青じそなど、辛みにとうがらしや山椒、酸味はレモンや酢、こくをだすのに油類を使うと良いと思います。

食べ方で気を付けると良いポイントは、まず汁物は「薄味が良いから」とお湯で薄めるのでは減塩の効果はありません。濃度はそのままでも良いので、盛り付ける量を減らすようにしましょう。そして、高塩分の食品や料理は食べるのをやめるのではなく回数を減らすことです。好きなものを我慢するのはとても大変なことですので、長続きする方法を実行していきましょう。 

今回の試食は和風水だしを使用した牛肉とごぼうの煮物と食塩0の調味料である粉山椒を使ったピーマンとしらすの炒めものです。

Sample1

Sample2_2

2019年1月15日 (火)

栄養教室 「脂質異常症の食事療法」

栄養教室の様子Lecture_7167

今回の栄養教室は「脂質異常症の食事療法」というテーマでお話しさせていただきました。脂質異常症の改善に取り組んで見える方は大勢いらっしゃいます。原因は様々です。家族性による遺伝、生活習慣、暴飲暴食、肥満。それらに伴う糖尿病、肝機能障害、腎機能障害。食事以外に運動不足、多量のアルコール、ストレス、喫煙など、原因と言われるものにはきりがありません。

脂質異常症とは血液検査でLDL・HDLコレステロール、中性脂肪などが基準値を大幅にはずれた状態です。外れた数値が長期にわたることで血液に含まれた脂質がドロドロになり、血栓となり血管を細くしてしまいます。血栓が増えてしまうことで動脈硬化を引き起こしやすくなります。

近年の研究によると血液中の脂質の数値が正常範囲であっても、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの命に係わる病気になる方が多くみられることがわかりました。基準値内だけではなくバランスが大切ではないかと言うことで「LH比」が注目されています。LDL(悪玉)コレステロールをHDL(善玉)コレステロールで割り、その数値によっておおよその動脈硬化の進行度がわかるものです。

1.5以下は血管内がきれいな状態。                 

Fig11.6以上~2.0未満は動脈硬化が疑われる状態。

2.0以上は血栓が出来ている可能がある状態。

というように判定されますが、付随して投薬があるか、複数の疾患を伴っていないかによっても判断するようになりました。

Fig2 血液検査の結果が基準値内であっても、一度LH比や該当項目を参考に自分の状態を知ることをお勧めします。

 今回の試食は冬に美味しくなる大根を使った「大根ご飯」と「さわら」を使った料理です。「さわら」は漢字では「鰆」と書くので春に旬を迎える魚と思う方が多いと思いますが、春に旬を迎えるのは九州地方で徐々に北上して旬を迎える魚です。東海地方は冬の今が旬となる魚です。煮つけ、焼き、揚げとどの料理法も万能な魚です。今後のレシピに加えてください

本日の試食

Sample1_7155

Sample2_7163

2018年12月 7日 (金)

栄養教室 『腸内環境を整える食事』

Lecture_6530

今回の栄養教室は『腸内環境を整える食事』についてお話しました。みなさん腸内ケアを行っていますか?
腸は食べる物を消化するだけでなく、からだに良いものと悪いものを区別し、有害なものは排除するといった仕組みがあります。腸内環境を整えることで、ダイエット効果や美肌効果、免疫力を高めたり、便秘や下痢の改善効果、花粉症の軽減効果などあります。人の腸内には、多種多様な細菌が生息しており、小腸から大腸にかけて、様々な細菌が種類ごとにグループを形成してまとまっています。腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌、日和見(ひよりみ)菌の3種類があり、それぞれ作用やからだへ与える影響が異なります。善玉菌は悪玉菌の侵入や増殖を防いだり、腸の運動を促すことによって、お腹の調子を整えます。悪玉菌は有害物質を生成し、腸内腐敗を促進させます。日和見菌は、腸内の善玉菌や悪玉菌の優勢な方に同調して作用します。それぞれの菌の割合は善玉菌2:日和見菌7:悪玉菌1で腸内に生息していることが望ましいと言われています。 腸内環境を整えるために、プロバイオティクス(善玉菌やそれらを含む食品)を摂るようにして下さい。ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌、納豆に含まれる納豆菌、漬物やキムチ、しば漬けなどに含まれるラクトバチルス・プランタラムなどがそれに該当します。そしてプロバイオティクスの働きを腸で助けるプレバイオティクスを摂るようにして下さい。プレバイオティクスは、善玉菌のえさとなる食物繊維やオリゴ糖のことです。食物繊維は『水溶性食物繊維』と『不溶性食物繊維』に分かれ、水溶性2:不溶性1で摂ることが理想とされています。 水溶性は海藻やこんきゃくなど。不溶性は切干大根やきのこ、玄米などに含まれています。また水分補給、油などのビタミンE、玄米や豚肉などのビタミB1を意識して食べるようにしましょう。食事だけでなく、適度な運動や朝食をしっかり摂り、朝トイレに行く習慣を作ることも大切です

本日の試食です。1品目は「豚肉としめじ味噌チーズ炒め」です。味噌やチーズには善玉菌が多く、豚肉のビタミンB1は腸の動きを調整してくれるような働きがあります。

2品目は「キャベツとツナ豆サラダ」です。キャベツや大豆は食物繊維が多く含まれています。善玉菌を増やす助けになります。 是非自宅で作ってみて下さい♪

ぶたにくとしめじ味噌チーズ炒め

Sample1_6518

Sample_1recipe

キャベツとツナ豆サラダ

Sample2_6511

Recipe_2_2

2018年11月12日 (月)

栄養教室「低栄養を予防する食事~やせすぎ注意~」

今回は低栄養を予防する食事としてお話をさせて頂きました。

Lecture_6314

では低栄養とはどのような状態のことを言うのでしょうか?それは、食欲低下、食事が食べにくいことで徐々に食事量が減り、身体を動かすために必要な「エネルギー」、筋肉・皮膚・内臓などをつくる「たんぱく質」が不足する、このような状態を低栄養といいます。

特に65歳以上の高齢者の女性における低栄養傾向の者の割合は、この10年間で有意に増加していると言われています。

低栄養は、食事量が減少することから始まります。食事量が減少する原因として、高齢夫婦世帯や独居世帯によって、毎食の食事作りが大変、1人だから簡単に済ませる、経済的な問題でお肉、お魚、野菜などを買わないといった傾向があること、味覚や嗅覚の低下噛むこと、飲み込む機能が低下する腸の働きが低下して便秘になったり、空腹感が起きにくくなったりすることがあります。そうなると、体力がなくなり、活動量が減り、さらに食欲がなくなって食事量が減るといった悪循環に陥ります。

低栄養状態になると次のようなことが体におこります。

  1. 筋肉量が減る、筋力が落ちる
  2. 骨がもろくなる
  3. 細菌やウイルスへの抵抗量が低下する
  4. 体力が低下する
  5. 認知症の発症に影響する

低栄養と判断する基準は次のような項目があります。みなさんは大丈夫でしょうか?

【身体計測】

・体重が6か月間で2-3kg減った。または、1~6ヶ月間の体重減少率が3%以上

・BMI18.5未満

【血液検査】

・アルブミン3.5g/dl未満

・総コレステロール 150mg/dl未満

・ヘモグロビン 男性12.7g/dl 女性11.6g/dl以下

このような低栄養を予防するには、食事ではどのようなことに気を付ければ良いでしょうか?ポイントを5つ挙げてみました。

  1. 1日3食食べること。
  2. 肉魚卵豆腐といったたんぱく質食品を1食に1品は食べること。
  3. 野菜や果物は1日に2品以上は食べること。
  4. 作ることがめんどうな時には、宅配食、半調理品や市販の調味の素も使用してみる。
  5. 栄養補助食品を利用してみる。

 

食事は1食でも抜くと、残りの食事だけで必要な栄養を取ることは難しくなります。分けて食べることは栄養を必要量摂るうえでも大切なことです。たんぱく質食品は1食に1品を食べるようにすると必要量が摂りやすくなります。また、野菜を食べるようにしてください。食物繊維やビタミン、ミネラルを摂ることができます。市販されている調味料の素も塩分が多すぎず使いやすものがあります。カット野菜や温めるだけで食べられるレトルト食品も利用できるものがあります。今はドラッグストアがたくさんありますので、そういったところには栄養補助食品が売られています。食欲がないときにはそういったものを使うのも方法です。また、献立に一工夫することでエネルギーやたんぱく質も増やすことが可能です。

Page_09

たんぱく質という栄養は低栄養を予防するうえで大切な栄養素です。必要量については国から基準が示されています。

Page_10

Page_11

今回のお話の注意点は腎臓病、肝臓病などでたんぱく質をたくさんとってはいけない病気がある方については、今回のたんぱく質の量は当てはまらないということです。そういった病気をお持ちの方は必ず医師や管理栄養士に指示された量を守ってください。

Page_13

Page_14

2018年10月18日 (木)

栄養教室 「中性脂肪・コレステロールを下げる食事」

今回の栄養教室は「中性脂肪・コレステロールを下げる食事」というテーマでお話しさせていただきました。

多くの方は年に一度健康診断を受けますよね。医師からこんなことを言われた方多いのではないでしょうか。

「中性脂肪とコレステロール値が高いですね」こう言われると「私って太ってるのね」と思いますよね。それは間違いです。体格指数が標準でも、2つの検査値が高い方は多くいらっしゃいます。体系によるものではなく、基準値内であってもその「バランス」が重要である事を是非知って頂きたいと思います。

近年、診断の目安として「LH比」が重視されてきました。LH比とは、「LDLコレステロール値÷HDLコレステロール値」の事です。たとえばLDLコレステロール値135mg/dl、HDLコレステロール値45mg/dlの場合、「135÷45=3」でLH比は3.0となります。 LDLコレステロール値が正常であっても、HDLコレステロール値が低いと心筋梗塞を起こす例が多いため、予防には両方のバランスを示す数値(LH比)が参考されるようになりました。

LH比が2.5以上だと動脈硬化や血栓のリスクが高いため、「ほかの病気がない場合は2.0以下に」、「高血圧や糖尿病がある場合、あるいは心筋梗塞などの病歴がある場合には1.5以下に」を目安とする病院が増えています。

従来は悪玉コレステロール(LDL)が少なければよいという考え方でした。しかし、近年になってLDLコレステロールが140未満の人でも心筋梗塞になるケースがあり、また、HDLコレステロールが高い人でも、まれに動脈硬化を起こすことが分かってきたことにより、これまで推奨されてきた基準値内でも動脈硬化になる可能性があることを知って頂けたらと思います。

日頃からの食生活は生活習慣病予防につながります。一汁三菜に果物・乳製品を加え、間食・飲酒などの嗜好品は適度に楽しみ、健康に留意して頂ければ幸いです。

栄養教室の様子

Lecture_6156

 今回の試食は、一品は参加者の方からリクエストがあり「白和え」を。もう一品は「蛋白質も大丈夫!高野豆腐の肉巻」にしました。白和えは年配の方は好んで食べますが、小さなお子さんは敬遠しがちな料理です。三世代同居のご家庭でも食べられるよう調味料に一工夫してみました。蛋白質は人体の構成に必要な食材です。チーズと大葉を使うことで調味料も控えることが出来ます。ぜひ一度お試しください。

本日の試食

Sample1_6143

Sample2_6146