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2018年4月17日 (火)

栄養教室「腎臓病の食事」

本日は腎臓病の食事と題して説明させていただきました。

腎臓病といっても様々ありますが最近増えているのは、糖尿病や高血圧といった生活習慣病から起こる慢性腎不全(CKD)です。 

糖尿病を原因とする「糖尿病性腎症」が急増しており、透析導入となる原疾患で最も多くなっています。慢性腎不全は心血管系疾患のリスクにもなるため注意が必要です。

慢性腎不全(CKD)の診断基準はもともとの疾患を問わず、次の2つの所見のうちの

いずれか、または両方が3カ月以上続いた場合とされています。

1、尿検査、血液検査、画像診断などで腎障害が明らか

2、糸球体ろ過量(GFR)が60mL/分/1.73m2未満 

慢性腎不全に食事療法が必要な理由は何でしょうか。

腎臓は血液をろ過して老廃物を尿として体の外に排出します。弱った腎臓を保護するためには過剰な負担をかけないことが必要です。そのため腎臓の能力に見合った食事をする必要があります。 

腎臓病の食事療法の3本柱は…

  1. 減塩
  2. たんぱく質の摂りすぎを防ぐ
  3. エネルギーを十分にとる

<減塩する理由>

摂りすぎた塩分は、むくみや高血圧の原因となりさらに腎機能の低下を起こしたり、心不全を起こす原因になったりもします腎臓の機能が正常であれば、余分な塩分は腎臓から排泄されます。しかし腎臓病では、この機能が低下してしまうため、体に塩分がたまり、高血圧の原因の一つとなります。高血圧が続くと、腎臓の血管が障害され、腎臓の機能低下をさらに進めてしまいます。

<たんぱく質を減らす理由>

たんぱく質からでる老廃物を減らすことで腎臓の仕事を減らします腎臓の機能が低下してくると、たんぱく質が代謝されてできる老廃物(燃えカス)が腎臓から排泄されず体内に蓄積するようになり、腎機能の悪化や尿毒症などを引き起こします。そこで、老廃物の蓄積を少しでも抑え腎機能の悪化を抑制するために、医師の指導の下で適切なたんぱく質量にすることが大切です。

<エネルギーを摂る理由>

たんぱく質を減らしただけだと同時にエネルギーも減ってしまうので栄養不足となります。栄養不足状態が続くと、体内では体の組織を燃焼させて必要なエネルギーをつくりだします。この時に生じる老廃物が腎臓に負担をかけてしまいます。ですので、たんぱく質を減らした分は、油や炭水化物を利用してエネルギーを摂る必要があります。

さらに、慢性腎不全の進行具合によっては、血液中のカリウム値にも注意する必要があります。主治医よりカリウム制限について指示された場合にはカリウムの多い食品の摂りすぎに注意しましょう。

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本日の試食は、低たんぱくごはんをつかったキーマカレーとキャベツと菜の花のからし和えです。 

キーマカレーは煮込むカレーよりも早く調理ができます。汁気が少なく、水分管理が必要な方にもおすすめです。少ない量のルーでもケチャップとソースによって味がしっかり感じられます。 

菜の花のからし和えは菜の花とキャベツを茹でてカリウムを減らします。

チューブの練りからしは小さじ1で0.4g程の食塩が含まれているので注意してください。今回は塩分が含まれない粉辛子を使用しました。

栄養教室の様子

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本日の試食

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2018年3月13日 (火)

栄養教室 「脂質異常症の食事療法」

今回の栄養教室は「脂質異常症の食事療法」というテーマでお話しさせていただきました。

脂質異常症の原因に家族性による遺伝もありますが、生活習慣によって疾患になる方がほとんどを占めます。暴飲暴食による肥満からなるさまざまな病気。たとえば糖尿病、肝機能障害、腎機能症等です。食事以外に運動不足、長期にわたる多量のアルコール飲酒、ストレス、喫煙なども原因の一つとされています。

脂質異常とは血液検査でコレステロールや中性脂肪などの脂質の量が基準値を大幅にずれた状態です。進行すると血液に含まれた脂質によって血液がドロドロになり、血管が細くつまったりするので動脈硬化を引き起こしやすくなります。

近年血液中の中性脂肪、LDLコレステロール、HDLコレステロールなどが正常範囲であっても、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの命に係わる病気になる方が多くみられることがわかりました。そこでLH比といってLDL(悪玉)コレステロールをHDL(善玉)コレステロールで割り、その数値によっておおよその動脈硬化の進行度がわかるようになりました。

1.5以下は血管内がきれいな状態。

1.6以上~2.0未満は動脈硬化が疑われる状態。

2.0以上は血栓が出来ている可能がある状態。

というように判定されます。血液検査の結果が基準値内であっても、一度LH比を計算してご自分の状態を知ることをお勧めします。

脂質異常症の治療の基本は食生活の見直しです。野菜の摂取不足、脂身の多いお肉、甘い物(糖分)、魚卵(たらこ等)、スナック菓子。これらを好んで食べていませんか?一度振り返ってください。

脂=お肉と考える方が多いですが決してお肉は悪い食材ではありません。お肉に含まれる「脂」は人体を構成する臓器=細胞を作る材料の一つです。質=赤身と脂のバランス、量=1人分を考慮し、食べ過ぎに注意して下さい。

教室でもお話しましたが食生活のお勧めは、やはり日本食です。一汁三菜に、果物、乳製品をプラスして、バランスのとれた食事が宜しいと思います。欧米食も良い面もありますが、歴史あるおもてなし料理「和食」を取り入れて頂ければ幸いです。

 今回の試食は手軽なツナ缶を使い、DHAを取り入れた炊き込みご飯と、ひじき、えのき茸による食物繊維たっぷりのサラダです。もう一つのテーマ「庖丁をなるべく使わないメニュー」にしました。ぜひ一度お試しください。

栄養教室の様子

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本日の試食

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2018年1月12日 (金)

栄養教室 「 今年こそ!!ダイエットを本気で考えよう! 」

今日の栄養教室は、「今年こそ!!ダイエットを本気で考えよう!」というテーマでお話させて頂きました。

まず肥満の判定は身長と体重からBMIを算出して頂きます。
BMI=体重(kg)÷(身長m)²
BMIは肥満や痩せを知る国際的な指標です。18.5~25未満は標準。25以上は肥満と判定されます。
 
 今回の栄養教室では、体重が増える癖をいくつかピックアップし、それに対してのアプローチについてお話させて頂きました。
 まずダイエットを短期間で痩せようと思う方の癖です。そのような方は、運動や食事療法の目標が高く、挫折しやすいです。ダイエットを成功させるポイントは継続することです。短期間で痩せようと思わず、長い期間をかけて行える目標をたてるようにしましょう。
 次に運動をしている方の癖です。運動をしているからと、少しぐらい甘い物食べてもいいと思い、ケーキやまんじゅうなど食べてしまう方がいます。ケーキは1個で336kcalあり、もし女性で体重50kgの方がそのカロリーを消費しようと思うと、約2時間歩かないといけません。みなさんが思っているより、運動の消費カロリーは少ないのです。運動しているからと間食や食事の摂り過ぎに注意して下さい。
 最後に無意識に食べている人の癖です。無意識に食べている人は、早食いの方が多く、食べる時間や内容は気にしません。食べる時間やよく噛んで食べること、食事バランスは痩せるためには重要なポイントです。食事は最低21時までに終わらせ、15~20分かけて食事をし、糖質や脂質などに偏らないようにしましょう。
 そして食事だけでなく、運動も取り入れて頂くと、基礎代謝量が増え、痩せやすく、リバウンドしにくい体を作ってくれるますので、体を動かす習慣を付けましょう。
 今日のレシピです。1品目は「鶏肉のねぎ塩だれ」です。今回は、鶏もも肉を使用しました。皮をはずすようにして下さい。品目は「チョップドサラダ」です。
野菜もたくさん摂れますし、大豆やツナ缶を入れると蛋白質も摂れ、ダイエットには最適です。是非自宅で作ってみてください。

レシピと試食です

鶏肉のねぎ塩だれ

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チョプドサラダ

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♡栄養教室の様子

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2017年12月11日 (月)

栄養教室 「痛風・高尿酸血症の食事」

今回の栄養教室は「痛風・高尿酸血症の食事」というテーマでお話をさせていただきました。

体内にプリン体の代謝産物である、尿酸という物質が異常に増えた状態を高尿酸血症といいます。血液中の正常は尿酸値は7.0mg/dl未満です。高い数値のまま放っておくと、やがて痛風の発作を起こします。
痛風は文字の通り、風が吹いただけでも痛いと言われるほどの激痛を引き起こします。尿酸は関節に溜まりやすいので、足の指の付け根やひざ、ひじなどに発作が起こりやすいです。発作が起きたときにはすぐに病院を受診しましょう。
 
男性で太っている方、野菜をあまり食べない方、肉や魚などのタンパク質を多く摂る方、ストレスの多い方が高尿酸血症になりやすいです。太っている方はまず、ダイエットをして体重を落としましょう。腹8分目をこころがけ、間食や夜食を食べる方はそれらを控えましょう。
食事の内容としては野菜やきのこ類、海藻類などアルカリ性の食品を積極的に食べるようにしましょう。最近では、牛乳も良いと言われているので、1日コップ1杯程度の牛乳を飲むのもおすすめです。
アルコールも尿酸値を上昇させる原因です。アルコールをよく飲む方は今飲んでいる量よりも控えるようにしましょう。
水分不足も良くないです。スポーツドリンクやジュース類は控え、お茶や水を飲むようにしましょう。心臓病や腎臓病で水分を制限されている場合は控えましょう。尿酸のもととなるプリン体を多く含む食品は控えましょう。魚の内臓やあん肝、レバー、えびなどに多く含まれています。
適度な運動は尿酸値を下げるのに効果的です。ストレス解消にもなりますので、楽しくからだを動かしましょう。
 

栄養教室の様子

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試食

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2017年11月 9日 (木)

栄養教室「見直そう!60歳過ぎてからの食事」

「見直そう!60歳過ぎてからの食事」

今回のテーマでは、60歳過ぎてから見直して頂きたい食生活についてお話しました。

気を付けて頂きたいことは様々あるのですが、今回は話題となっている「低栄養」に着目してみました。 

「低栄養」とはエネルギー・たんぱく質が不足した状態で、体重の減少とか血液検査のデータではアルブミンという値が低くなったりします。特に65歳以上の方の低栄養傾向(体格指数BMI≦20kg/m2 )の割合は男性12.8%、女性22.0%(平成28年国民栄養調査より)となっており、女性に関しては年々増加している状態です。

では「低栄養」の原因は何でしょうか?根本的には食事摂取量が減ることです。なぜ食事量が減ってしまうのかというと…「孤食」高齢世帯(独居や夫婦2人のみ)では食事作りが十分できないことや、味覚や嗅覚が低下、噛むことや飲み込むことがしづらくなったり、腸の動きが悪くなることが挙げられます。

「低栄養」となると、筋肉や筋力の低下、骨がもろくなる、細菌やウイルスへの抵抗力が低下する、体力が低下する、認知症の発症などなど、様々な影響が体に出てきます。 

「低栄養」を予防するにはどうしたらよいでしょうか?

まずは1日に3食を食べることです。食べる回数が減ると量も減ってしまうものです。そして、毎食1品は「肉・魚・卵・大豆製品」といったたんぱく質の多い食品を食べることも大切です。どうしても食事の準備ができないときには、配食サービスや調理済や半分調理が済んだ食品を宅配してもらうサービスを利用するのも方法です。また、市販されている栄養補助食品(高エネルギー、高たんぱく質のもの)を利用するのも良いです。

この中でも特にたんぱく質を摂るということは、やせてしまう=筋肉が減少してしまうことへの対策としては大切になります。たんぱく質を作っているアミノ酸の種類でBCAAというものがあり、これらが筋肉づくりには役立つ可能性があります。

また、摂ったたんぱく質を体に身につけるにはエネルギーが必要です。エネルギーは炭水化物や脂質からも摂ることができますので、必ず主食(ごはんなど)は食べ、油も適量使用してエネルギーを摂るようにしてください。 

腎臓病や肝臓病などで主治医の先生からたんぱく質の制限を指示されている方は今回のお話は当てはまりません。必ず主治医の先生の指示に従ってください。 

今回の試食は「豚肉とさつまいものバター醤油炒め」「きのこと鶏ささみのサラダ」です♪

旬のさつまいもをバターでいためてエネルギーを豚肉でたんぱく質を摂れるようにしました。鶏ささみはたんぱく質を多く含み、低栄養予防には大変良い食材です。

栄養教室の様子

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本日の試食

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2017年10月13日 (金)

栄養教室『心不全の栄養管理』

今回の栄養教室は、『心不全の栄養管理』についてお話させて頂きました。

心臓はからだに十分な酸素と栄養がいきわたるよう血液を循環させるポンプの働きをしています。しかし心不全になりますと、ポンプの働きが弱くなり、全身へきれいな血液を上手に送れない状態となり、むくみや息切れ、身体がだるい、手足の冷感、咳・痰が出る、夜間頻尿などといった症状が出てきます。

食事療法では、塩分を制限することが重要です。減塩のポイントは、薄味に慣れることが重要で、塩分計などを使用し、自宅の味付けが濃いのか薄いのか確認して頂くことをおすすめしています。また麺類を食べる回数が多く汁まで飲んでしまう方は1日に摂ってよい塩分量を超えてしまう恐れがあるので、汁は必ず残すようにしましょう。漬物や梅干し、佃煮、インスタント食品、干物などは塩分が多いので注意して下さい。レモン汁やゆず、すだちなどの酸味やにんにく・生姜・ハーブなどの香辛料を利用したり、だしパックを使用することは減塩につながります。

その他に、水分の摂り過ぎ(個人によって異なる)や食欲低下、過度な飲酒は心不全を悪化させる原因となるので、注意して下さい。

日常生活では、十分な睡眠と休養をとり、夏冷房の効き過ぎた部屋からそうではない所に出ると血圧が上昇するので、、外気との温度差が5度以上にならないように注意して下さい。また、内服や毎日体重測定を行うことを習慣づけて下さい。体重が1週間で2kg以上増える場合は、水が溜まっている証拠となります。

本日の試食です♪

1品目は「鶏肉と秋野菜の黒酢炒め」です。鶏肉にふる塩は減塩のやさしおを使用しました。また黒酢を使用することで塩分が少量でもさっぱり頂けます。

2品目は「南瓜とクリームチーズのサラダ」です。心不全の方は食欲低下することが多く、少量でもエネルギー補給できるクリームチーズを使用しました。

南瓜との相性も良いです。

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栄養教室の様子

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2017年9月 6日 (水)

栄養教室『コレステロール・中性脂肪を下げる食事』

今回の栄養教室は『コレステロール・中性脂肪を下げる食事』というテーマでお話をさせていただきました。
血液中に中性脂肪や悪玉と言われるLDLコレステロールがたくさんあると、血管が詰まりやすくなります。その結果、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など命にかかわる大きな病気へとつながります。まずは、血液検査の結果を見直してみましょう。基準値から外れている場合は食事や運動に気をつけて改善していきたいですね。
 
まず、中性脂肪が高いという方は
①肥満を解消しましょう。BMI(体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m))が25未満になるように体重をコントロールしましょう。
②甘いお菓子や菓子パン、果物、ジュースなどをよく摂る方は控えましょう。
③ごはんや麺類、パンなど炭水化物を多く摂っている方は炭水化物を控え、野菜や肉、魚を食べるようにしましょう。
④アルコールを飲まれる方は、アルコールの量を控えましょう。
 
そして、善玉コレステロールと言われるHDLコレステロールの低い方は
①青魚(さば、さんま、あじ、ぶり、いわしなど)を積極的に食べるようにしましょう。
②青魚が苦手は方はえごま油がおすすめです。1日小さじ1杯程度、摂るようにしましょう。
②1日30分程度のウォーキングを行いましょう。
③たばこを吸われている方は禁煙しましょう。
 
悪玉コレステロールであるLDLコレステロールの高い方は
①脂の多い肉は控えましょう。
②低脂肪のものを選ぶようにしましょう。
③緑黄色野菜を食べるようにしましょう。
④食物繊維を多く含む、きのこや海草類などを積極的に摂りましょう。
 
油というと体に悪いイメージがありますが、最近では青魚に含まれるEPAやDHA、えごま油に含まれるα-リノレン酸は動脈硬化を予防する効果があると言われています。食事の中に摂り入れましょう。
*えごま油は酸化しやすいため、加熱はできません。サラダのドレッシングなどで摂りましょう。
 
今回の試食は野菜をたっぷり使った『鮭のちゃんちゃん焼き』、食物繊維を多く含む『ひじきのサラダ』です♪
鮭にもEPA、DHAが多く含まれています。塩鮭ではなく、旬の秋サケでぜひ、作ってみてください
 
栄養教室の様子

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本日の試食

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2017年7月 6日 (木)

栄養教室 「腎臓病の食事療法」

7月の栄養教室のテーマは、「腎臓病の食事療法」についてお話させて頂きました。

腎臓は、ソラマメの様な形をしており、背中側の腰骨の少し上に左右1個ずつあります。大きさは握りこぶし大の大きさです。 働きとしては、血液をろ過して老廃物を外に追い出してくれたり、血圧と水分の排出量をコントロールしてくれます。その他に、血液を作る指令官の役割や体液量・イオンバランスの調整、強い骨を作る手助けをしてくれます。 腎臓の働きが正常であれば、塩分をある程度多く摂っても尿として排出されるので体の水分は一定に保たれますが、生活習慣病(糖尿病や脂質異常症、メタボリックシンドロームなど)や喫煙、運動不足により、腎臓の機能が低下しますと、むくみや高血圧、息切れ、貧血などの症状が出ます。そして将来的には、脳卒中や心筋梗塞などの病気を起こす可能性があります。

 腎臓病の食事療法としては、塩分を控えることは必須です。減塩のポイントは、汁物や漬物、梅干しなど塩分の多い食品を控え、主菜は普通の味付けにし、副菜は味を薄くするようにすると良いです。

豆腐や和え物にかける醤油は減塩醤油を使用し、だしをとるときはだしパックを使用されると良いと思います。

 また腎臓機能のステージによっては、たんぱく質の多い食品を控えて頂く場合があります。たんぱく質は、魚や肉、卵、大豆・大豆製品などに多く含まれており、ご飯や麺類などの主食になる食品にも含まれています。たんぱく質量を調整したご飯や麺類、パンなどがありますので、上手に利用して頂くといいでしょう。 そして、適正なエネルギーを確保することも大事になっていきます。肥満だからと言って、極端な食事制限はやめましょう。油脂などを上手に使っていくことも重要になっていきます。症状によっては、水分、カリウム、リンを控える場合がありますので、医師や管理栄養士に相談して頂くことをおすすめします。

今日の試食です♪1品目は『減塩ツナじゃが』です。だしはだしパック、醤油は減塩醤油(減塩40%カット)を使用しました。ツナのだしも出て薄味でもおいしい1品になっています。2品目は、『春雨とにらの中華炒め』です。春雨は蛋白質も少なく、エネルギーを摂るには良い食材です。卵にはリンが多く含まれますが、半量にしています。あっさりとしていますので、暑い夏場でもおすすめの1品です。是非作ってみて下さい♡

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栄養教室の様子

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本日の試食

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2017年6月 6日 (火)

栄養教室 「塩分だけじゃない、高血圧の食事」

栄養教室の様子

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本日は「塩分だけじゃない、高血圧の食事」についてお話しをさせて頂きました。

まずは、高血圧って何ということろから、復習したいと思います。

血圧とは、血管に及ぼす血流の内圧。ふつうは動脈圧をいって、上腕動脈で測定します。24時間、人それぞれ、刻一刻と変わるものです。「収縮期血圧140mmHgかつ/または拡張期血圧90mmHg」が高血圧の基準です。皆さんは普段血圧を自宅でも測定していますか?主治医より血圧測定を勧められている方、血圧が高めと言われた方がみえましたら、家庭での血圧を測ることをお勧めします。実は血圧は病院で測るもの、家で測るもので基準が違います。ご家庭ではこの値から-5した値が基準値となります。

では、なぜ高血圧になるのでしょうか?

高血圧には大きく分けて2タイプあるのをご存じでしょうか。①本態性高血圧②二次性高血圧です。ほとんどの方が①の本体性高血圧であります。二次性高血圧とは、ホルモンの異常分泌、腎臓疾患、薬剤の副作用などで起こるものを言います。本態性高血圧の原因は、「はっきりしない」というふうにいわれますが、様々な原因が複合的に関係しているということなのです。(例えば、体質、塩分のとりすぎ、肥満、飲酒、喫煙、ストレス、バランスの悪い食事)

 

高血圧に対する食事療法で、特におすすめする4つのポイントについて説明します。

ポイント①肥満の解消。肥満は高血圧発症の要因と言われており、肥満解消に

よる降圧の効果は確立されています。BMI25を超えている方は注意が必要です。(BMI:体格指数 体重㎏÷身長m÷身長mで算出)。70歳以上の方はBMI21.5~24.9が目標とする範囲です。もちろん、やせすぎには注意が必要ですので適正範囲を守りましょう。

ポイント②野菜、果物、魚は積極的に。コレステロールは控えましょう。米国において野菜,果物,低脂肪乳製品が豊富な(飽和脂肪酸とコレステロールが少なく,Ca,K,Mg,食物繊維が多い)DASH食の介入試験が行われ、降圧効果があることがわかりました。日本においてはこれに近い形で「食事バランスガイド」というものが厚生労働省と農林水産省により示されており、1日のバランス良い食事の目安量がわかるようになっています。

ポイント③節酒。アルコールは長期間飲み続けると血圧を上げる方向に働きます。男性で純アルコール20-30ml、女性はその半分量にするようにしましょう。(例:ビール500ml、日本酒1合、焼酎0.5合)

ポイント④減塩。やはり減塩は高血圧にとって重要な食事療法です。減塩は「引き算」で考えて、今よりも減らすようにしていくことが重要です。加工食品には塩分が多く含まれますので、利用を減らす、もしくは上手に味付けに利用しましょう。減塩調味料の利用もおすすめです。調味料は計量できると一番良いです。意外と自分の味覚はあてになりません。

以上4つのポイントに注意して高血圧の食事療法を実行して頂ければと思います。本日の試食は「いんげんのトマト煮」「キャベツといかのキムチ炒め」です♪

本日の試食

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2017年5月19日 (金)

栄養教室:「糖尿病の食事療法~ゆるやかな糖質制限食~」

今回の栄養教室では糖尿病の食事療法~ゆるやかな糖質制限食~というタイトルでお話をさせていただきました。
最近では、テレビや雑誌でも「糖質制限食」という言葉をよく聞くようになってきましたね。糖質を多く含む食品を極力控えることで、糖尿病を改善したり、体重を減らすことができたりするという内容は聞いたことがあるかもしれません。
 
糖質は、ごはんやパン、麺類などの主食に多く含まれています。その他には果物類、芋類、甘いお菓子やスナック菓子、甘いジュースに多く含まれています。
 
ただ、単純に糖質を控えすぎると体重が急激に減少したり、低血糖を起こしたりと悪い面もあります。また、糖質を控えて一時的に体重が落ちたとしても、糖質制限をやめたとたんに急に体重が増えてしまうことがあります。そういった、体重の大きな変動や低血糖は体や血管にとって、とても大きな負担となります。
 
そこで、お勧めなのが「ゆるやかな糖質制限食」です。糖尿病の診断の指標のひとつにHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)
というものがあります。HbA1cは血液中のヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので、過去1~2ヶ月の血糖を表します。
そのHbA1cの数値によって主食の食べる量を決めます。
①HbA1c7.4%以下   週4回、夕食の主食をなしにする。
②HbA1c7.5~8.9%  毎日、夕食の主食をなしにする。
③HbA1c9.0~11.9%  朝食と夕食の主食をなしにする。
④HbA1c12%以上    3食とも主食をなしにする。
 
糖尿病ではない方で、体重の減量を目的とした糖質制限でも、夕食のみ主食をなしにすることから始めましょう。
主食をなしにするときは、肉や魚、卵、大豆製品、野菜などのおかずはしっかりと食べるようにしましょう。
炒め物や素揚げなど油を使ってもOKです。
ごはんやパンなどの主食を控えることも糖質制限になりますが、まずは間食や飲み物を見直してみましょう。
お菓子やジュースをやめるだけでも、かなり糖質を制限することができますよ!

栄養教室の様子

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試食

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