2010年の御礼とお詫び
2010年は、
放射線科で40%増。心臓外科で開心術を見れば20%増。
循環器内科で27%増。検査科で34%増
のご利用件数をいただきました。
ご利用いただいた方々には心より感謝しますと共に、
忙しさに紛れて十分な対応ができずご迷惑をおかけしたことも多々ありました。
あらためてお詫び申し上げます。
心臓疾患は待ったなしです。今年も、さらに業務改善を続け予定検査にも緊急検査にも対応していけるよう努力していきます。何卒宜しくお願いします。
2010年は、
放射線科で40%増。心臓外科で開心術を見れば20%増。
循環器内科で27%増。検査科で34%増
のご利用件数をいただきました。
ご利用いただいた方々には心より感謝しますと共に、
忙しさに紛れて十分な対応ができずご迷惑をおかけしたことも多々ありました。
あらためてお詫び申し上げます。
心臓疾患は待ったなしです。今年も、さらに業務改善を続け予定検査にも緊急検査にも対応していけるよう努力していきます。何卒宜しくお願いします。
臨床検査部の2010年の臨床実績です。たくさんのご利用ありがとうございました。
一方、検査数の増加で、お待たせしたり御迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
本年も宜しくお願いします。
2009年 | 2010年 | |
ECG | 6972 | 9589 |
リズム | 165 | 170 |
マスター | 524 | 546 |
トレッドミルテスト | 211 | 319 |
ABI | 651 | 962 |
呼吸機能検査 | 122 | 79 |
ホルター | 671 | 817 |
心エコー | 3528 | 4747 |
頸エコー | 192 | 233 |
腎エコー | 116 | 155 |
下肢エコー | 40 | 104 |
経食エコー | 33 | 50 |
合計 | 13225 | 17771 |
循環器内科の2010年の診療実績です。
循環器科をご利用いただきありがとうございました。
2011年も宜しくお願いします。
2009年 | 2010年 | ||
手術名 | |||
カテーテル総数 | 2121 | 2675 | |
冠動脈CT検査 | 1301 | 1803 | |
冠動脈造影(カテーテル検査) | 1002 | 1182 | |
経皮的冠動脈形成術(PCI カテーテル治療) | 844 | 1096 | |
ローターブレーター ※1 | 103 | 121 | |
経皮的末梢血管形成術(PPI) | 87 | 143 | |
経皮的腎動脈形成術(PTRA) | 9 | 9 | |
植込み型ペースメーカ移植術(PMI)※2 | 51 | 61 | |
植込み型除細動機移植術(ICD)※3 | 2 | 6 | |
両室ペーシング機能付き植込み型除細動機移植術(CRTD)※3 | 5 | 7 | |
経皮的心筋焼灼術(ABLアブレーション) | 65 | 109 | |
心房細動に対する経皮的心筋焼灼術 | 21 | 38 |
※2 新規植込み及びジェネレーター交換術を含む |
※3 ICD/CRTDは2009/5/1より開始 |
2010年は当ハートセンターをご利用いただきありがとうございました。
放射線科の診療実績です。
2009年の症例数 | 2010年の症例数 | |
X線単純(人) | 8043 | 11155 |
単純CT(人) | 1263 | 1890 |
造影CT(人) | 1634 | 2170 |
総CT数(単純&造影) | 2897 | 4060 |
心臓CT(人) | 1301 | 1803 |
大動脈CT(撮影部位数) | 370 | 1225 |
頭頚部CT(撮影部位数) | 110 | 205 |
末梢動脈CT(撮影部位数) | 106 | 357 |
その他(下肢静脈造影) | 15 | 29 |
レポート数 | 1923 | 3280 |
2011年も宜しくお願いします。
プチ糖質制限食を始めました!
糖尿病をお持ちの患者様からのご要望にお応えして、プチ糖質制限食を始めることにいたしました。
患者様の金銭的な負担はそのままで、従来の糖尿病食よりも、もっともっと糖質量を減らすことはできないかといろいろ検討した結果、朝食のみ主食あり、昼食と夕食は主食のご飯をなしにして、カロリーを確保のため、おかずを2倍にすることにしました。1日のカロリーは1600Kcal前後、糖質量は140g前後です。(従来の糖尿病食は1600Kcal糖質量220g)
芋類や小麦製品、砂糖なども使用いたしますので、厳密な糖質制限食ではありませんが、昼食や夕食は従来の糖尿病食と比較すると糖質量は半分以下となっています。
三大栄養素、タンパク質、脂質、糖質の中で血糖値を急激に上昇させるのは糖質だけです。糖質の摂取量を極力控えることで、食後高血糖を防ぐことができます。
基本的には、HbA1cが5.6%以上の方が対象となります。ただし、高タンパク質、高脂質となるため、腎障害のある場合や活動性の膵炎がある場合、肝硬変の場合は適応になりません。
経口血糖降下薬を服用されている方やインスリンを打たれている方は、低血糖の恐れがありますので、主治医と相談が必要になります。
当院では糖質制限食(3食とも主食なし)の3日間体験入院を行っています。ご希望の方は、ご連絡ください。
7月1日より岡山大学病院 循環器内科より上川滋(しげし)医師が岐阜阜ハートセンターに合流しました。
上川医師は辞令交付式で
「患者さまに対してわかりやすい説明と質の高い医療を提供させていただくこ とを目標に頑張ります。よろしくお願いいたします。」と挨拶され、
その日から、精力的に、院内あちこちを動き回られていました。
上川先生の今までの経歴は、2000年 高知医科大学卒業を卒業後、
岡山大学付属病院、津山中央病院、心臓病セン ター榊原病院、住友別子病院、岡山大学病院を経て岐阜ハートセンターへ来られました。
医学博士、内科認定医、循環器専門医、リハビリテーション 指導士と豊富な経験と実力を備えられています。
当院は7月下旬から心臓リハビリテーションを開始致します。上川医師の活躍が期待されます。
8月から第3週土曜日の外来にも出られます。乞うご期待!
岐阜ハートセンターでは、循環器内科と心臓血管外科の医師が連携し、6月から毎週木曜日午後13:00~15:30予約制にてPAD(末梢動脈疾患)外来を始めます。
PAD(末梢動脈疾患)とは
・動脈によって全身の各臓器に血液が循環し、酸素と栄養が運ばれていますが、その動脈が何らかの原因で狭窄や閉塞を起こし、血液の循環障害をきたす事があります。その中で、四肢の動脈に生じた循環障害を「末梢動脈閉塞症(PAOD)と呼んでいます。
・末梢動脈閉塞症には動脈硬化による閉塞性動脈硬化症(ASO)や慢性閉塞のバージャー症(TAO)、急性動脈閉塞などが含まれますが、圧倒的に下肢ASOが多く、この為、海外ではPADという言葉はASOとほぼ同意に使われており、日本でも、このような呼び方が広まっています。
PADは動脈硬化性疾患(言い換えると”血管病”)ですので、四肢の動脈硬化のみならず脳血管や冠動脈などにも動脈硬化を高頻度で合併しており、全身の動脈硬化性血管病変の一部分症と捉えて治療計画を立てる必要があります。
岐阜ハートセンターのVascular Lab.(PADに対する検査体制)は
・非侵襲検査として
-ADI(足関節収縮期血圧/上腕収縮期血圧の比)
-TBI(足趾収縮期血圧/上腕収縮期血圧の比)
-ドップラー血流測定器による検査
-SPP(Skin Perfusion Pressure 皮膚還流圧測定)--今後導入予定
-頚動脈超音波
-腎動脈超音波
-下肢動脈超音波
-全身血管造影CT 128列のCTにて 1スキャンにて短時間撮像可能。
・侵襲検査として
-カテーテル検査
積極的な取り組み
岐阜ハートセンターでは冠動脈疾患の患者様だけでなく末梢動脈疾患の患者様にも積極的に治療を行い成果をあげています。
お気軽に医師に相談下さい。
治療例の紹介。
下肢動脈の閉塞で指先が壊死。他院で指の切断を宣言され、当院に相談。
フォガティとカテーテルで閉塞を改善。指の切断を免れることが出来ました。
このたび、IVAS(Intravascular Ultrasound=超音波血管内検査)の第一人者である本江先生が岐阜ハートセンターに非常勤ですが兼務して頂ける事になりました。
本江先生は血管内エコー法の学術論文も多数出され、またIVUSマニュアルなど、医学書も多数執筆されています。
IVUSは超音波を用いて、血管内部360度の詳細な断層画像を得ることができ、この得られた情報から、病態の評価・診断を行い的確な治療方法の決定に役立ちます。
当院の医師も先生の活躍、サポートを大変期待しています。
ある先生は、本江先生が当院で兼務してくれる事を聞いたとたん、「ほんと~!!すごい!!!」と感激の叫びを上げていました。
左から上野勝己院長 本江純子医師 大久保宗則医師