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2011年1月 5日 (水)

2010年の診療実績です(1) 放射線科。

2010年は当ハートセンターをご利用いただきありがとうございました。

放射線科の診療実績です。

2009年の症例数 2010年の症例数
X線単純(人)     8043    11155
単純CT(人)     1263      1890
造影CT(人)     1634     2170
総CT数(単純&造影)        2897     4060
心臓CT(人)     1301     1803
大動脈CT(撮影部位数)      370     1225
頭頚部CT(撮影部位数)      110      205
末梢動脈CT(撮影部位数)      106      357
その他(下肢静脈造影)       15       29
レポート数      1923

     3280

         2011年も宜しくお願いします。

2011年1月 4日 (火)

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

皆さまのおかげで岐阜ハートセンターも無事に新年を迎えることができました。

今年も職員一同がんばって行きますので、御指導御鞭撻のほど宜しくお願いします。

今年も岐阜ハートセンターに訪れるすべての人(患者様・家族の皆様・各業者様方・職員一同)がいつも笑顔になれるようなセンターを目指して行きたいと思います。

                                 岐阜ハートセンター 職員一同

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2010年10月 2日 (土)

プチ・糖質制限食を始めました

プチ糖質制限食を始めました! 

糖尿病をお持ちの患者様からのご要望にお応えして、プチ糖質制限食を始めることにいたしました。

患者様の金銭的な負担はそのままで、従来の糖尿病食よりも、もっともっと糖質量を減らすことはできないかといろいろ検討した結果、朝食のみ主食あり、昼食と夕食は主食のご飯をなしにして、カロリーを確保のため、おかずを2倍にすることにしました。1日のカロリーは1600Kcal前後、糖質量は140g前後です。(従来の糖尿病食は1600Kcal糖質量220g)

芋類や小麦製品、砂糖なども使用いたしますので、厳密な糖質制限食ではありませんが、昼食や夕食は従来の糖尿病食と比較すると糖質量は半分以下となっています。

三大栄養素、タンパク質、脂質、糖質の中で血糖値を急激に上昇させるのは糖質だけです。糖質の摂取量を極力控えることで、食後高血糖を防ぐことができます。

基本的には、HbA1c5.6%以上の方が対象となります。ただし、高タンパク質、高脂質となるため、腎障害のある場合や活動性の膵炎がある場合、肝硬変の場合は適応になりません。

経口血糖降下薬を服用されている方やインスリンを打たれている方は、低血糖の恐れがありますので、主治医と相談が必要になります。

当院では糖質制限食(3食とも主食なし)の3日間体験入院を行っています。ご希望の方は、ご連絡ください。

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2010年7月13日 (火)

岡山大学病院から上川滋(しげし)医師が合流しました

7月1日より岡山大学病院 循環器内科より上川滋(しげし)医師が岐阜阜ハートセンターに合流しました。

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上川医師は辞令交付式で

「患者さまに対してわかりやすい説明と質の高い医療を提供させていただくこ とを目標に頑張ります。よろしくお願いいたします。」と挨拶され、

その日から、精力的に、院内あちこちを動き回られていました。

上川先生の今までの経歴は、2000年 高知医科大学卒業を卒業後、

岡山大学付属病院、津山中央病院、心臓病セン ター榊原病院、住友別子病院、岡山大学病院を経て岐阜ハートセンターへ来られました。

医学博士、内科認定医、循環器専門医、リハビリテーション 指導士と豊富な経験と実力を備えられています。

当院は7月下旬から心臓リハビリテーションを開始致します。上川医師の活躍が期待されます。

8月から第3週土曜日の外来にも出られます。乞うご期待!

                           

2010年6月 3日 (木)

PAD(末梢動脈疾患)外来を始めます。木曜日13:00~15:30予約制

岐阜ハートセンターでは、循環器内科と心臓血管外科の医師が連携し、6月から毎週木曜日午後13:00~15:30予約制にてPAD(末梢動脈疾患)外来を始めます。

PAD(末梢動脈疾患)とは

・動脈によって全身の各臓器に血液が循環し、酸素と栄養が運ばれていますが、その動脈が何らかの原因で狭窄や閉塞を起こし、血液の循環障害をきたす事があります。その中で、四肢の動脈に生じた循環障害を「末梢動脈閉塞症(PAOD)と呼んでいます。

・末梢動脈閉塞症には動脈硬化による閉塞性動脈硬化症(ASO)や慢性閉塞のバージャー症(TAO)、急性動脈閉塞などが含まれますが、圧倒的に下肢ASOが多く、この為、海外ではPADという言葉はASOとほぼ同意に使われており、日本でも、このような呼び方が広まっています。

PADは動脈硬化性疾患(言い換えると”血管病”)ですので、四肢の動脈硬化のみならず脳血管や冠動脈などにも動脈硬化を高頻度で合併しており、全身の動脈硬化性血管病変の一部分症と捉えて治療計画を立てる必要があります。

岐阜ハートセンターのVascular Lab.(PADに対する検査体制)は

・非侵襲検査として

-ADI(足関節収縮期血圧/上腕収縮期血圧の比)

-TBI(足趾収縮期血圧/上腕収縮期血圧の比)

-ドップラー血流測定器による検査

-SPP(Skin Perfusion Pressure 皮膚還流圧測定)--今後導入予定

-頚動脈超音波

-腎動脈超音波

-下肢動脈超音波

-全身血管造影CT 128列のCTにて 1スキャンにて短時間撮像可能。

・侵襲検査として

-カテーテル検査

積極的な取り組み

岐阜ハートセンターでは冠動脈疾患の患者様だけでなく末梢動脈疾患の患者様にも積極的に治療を行い成果をあげています。

お気軽に医師に相談下さい。

治療例の紹介。

下肢動脈の閉塞で指先が壊死。他院で指の切断を宣言され、当院に相談。

フォガティとカテーテルで閉塞を改善。指の切断を免れることが出来ました。

2010年3月 4日 (木)

北米留学から帰国された川瀬世史明医師が合流

アメリカMassachusetts General Hospital 及び Mount Sinai School of Medicineに7年間留学されていた川瀬世史明医師が岐阜ハートセンターに合流されることになりました。川瀬医師は地元岐阜出身、岐阜大学卒業後、岐阜大学附属病院を経て国立療養所豊橋ハートセンターに勤務されました。その後、アメリカに渡り、循環器の研究を続けられ、この度、出身地の岐阜に戻ってきました。早速、岐阜ハート職員の前で、研究成果を報告いたしました。

今後とも宜しくお願いいたします。

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2010年1月28日 (木)

モントリオールからのお客様

カナダ、モントリオールから、心臓血管外科にお客さまがありました。Dr. Yao Lu (左から2人目)です。彼は、もともと心臓外科医ですが、現在はMcGill Health CenterのConsultantそしてEPS GLOBAL MEDICAL DEVELOPMENT INC.という会社に所属しています。

今回の彼らの目的は、世界中を回りながら、McGill Health Centerと各国との人的交流をさかんに、人材育成を行っていこうというものです。

たとえば、日本の心臓血管外科医の育成のために、McGill Health Centerのみならず、パイプのある、他の病院(スウェーデン、イタリア、中国など)へ医師の紹介などをおこなっています。

特に、最近発展のめざましい、中国は、彼にとっても母国で、また日本と近いこともあり、これから世界のネットワークをつくっていく上で大変重要な課題です。

今回は、来日3日間の強行軍の中で、岐阜ハートセンターに立ち寄られました。今後のコラボレーションの青写真に関して忌憚ない意見交換をさせていただきました。

世界からの新鮮な風を感じたひとときでした。
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2010年1月22日 (金)

ヘリコプターが救う救急医療システム

待ちに待った防災ヘリの活動が再開されました。

当院にも心筋梗塞の患者様がヘリコプターで搬入されました。当院の太田医師がヘリでお迎えに行きました。

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左前下行枝完全閉塞の危険な状態でしたが、直ちに緊急カテーテルで左前下行枝完全閉塞に対しステントが挿入され救命できました。患者様は元気にリハビリ中です。

急性心筋梗塞の治療は一刻を争います。しかも緊急カテーテルで閉塞した冠動脈を再開通させてやることで明らかに救命率が上がります。

しかしこれまでは、遠隔地の患者様は病院までの移送に時間がかかり過ぎてしまうこともありました。しかしヘリコプターというのは本当にすごいですね。

Photo_2 ヘリコプターが午後2時45分に当院の医師を迎えに来て岐阜県郡上の病院まで迎えに行って当院のカテーテル室に患者様が入室したのが3時45分。その20分後には完全閉塞部をガイドワイヤーが通過して再開通に成功しました。

ヘリコプターによる遠隔地からの患者転送は一刻を争う急性疾患ではすばらしい効果を上げることができます。地方の医師不足がうたわれながら一向に解決に向かわない実情があり、日本中どこでも緊急カテーテルができる訳ではありません。

こういった輸送手段がしっかりすればたくさんの専門医療施設は不要になり、センター化して集中的に治療をしていけば良いことになります。少ない医師の数でも集中化できればなんとか救急医療を支えていくことができるでしょう。

Photo_3 今回ヘリコプターによる救急搬送システムが再開されたことは、とてもありがたいことです。。頑張って下さっている飛行隊員の方々に感謝します。岐阜ハートセンターも医師がヘリに乗り込み協力していきます。今後ともよろしくお願いします。

2010年1月19日 (火)

成人先天性心疾患 岡山大学心臓外科の笠原真悟講師に手術指導していただきました。

心臓病の中には、成人心疾患に対して、先天性心疾患(小児)が、ございます。小児の頃に手術を受け、その患者様が成人され、小児の頃とは別に問題が新たに発生する場合があります。それが、成人先天性心疾患です。

この成人先天性心疾患の領域は、成人心疾患はもとより先天性心疾患の知識が十分あることが必要で、大変複雑であることが多く、社会的ニーズが増してきている分野です。

今回、われわれは、幼い時に心臓手術を受け、今回単心房にちかいASD(心房中隔欠損症)を治療するのにあたり、先天性心疾患の手術では日本を含めアジアをリードする岡山大学心臓外科の笠原真悟講師に手術指導していただきました。患者様は無事に手術を終え経過順調です。

このように当院では、現在、その治療法をわれわれの手に持たない場合、当院でその道のエキスパートに指導してきていただく、あるいは、エキスパートのほかの病院を紹介する形をとらせていただいています。

2010年1月13日 (水)

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

当院も2月5日で満一年を迎えます。この一年なんとかやってこられましたのは、ひとえに皆様方のお陰です。本当にありがとうございました。さらに皆様に喜んでいただける病院を目指して頑張っていきたいと思います。

今年は

1)心臓リハビリテーションの開始

2)病棟中庭の緑化計画

3)ホームページのリニューアル

4)いただいた御意見に対する対策の掲示

5)糖質制限食の提供

6)ハートホールの図書の充実による入院生活の快適さ向上

などを計画しております。今後ともご支援ください。

(↓ 新年を迎え決意あらたな岐阜ハートセンター 心臓外科チーム)

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