ハートギャラリー 「新聞ちぎりあーと:百人一首編」河合真弓様
2020年6月のハートギャラリーの展示のもう一つのテーマは新聞ちぎりあーとで小倉百人一首を作成です。
河合真弓様のコメント
「小倉百人一首」
平安時代末期から鎌倉時代の初めに歌人である藤原定家が代表的な歌人百人の和歌を一人一首ずつ京都小倉山荘で集めて作られた秀歌撰(しゅうかせん)です。
今回の作品は大垣出身画家守屋多々志先生が平成4年4月スイトピアセンター学習館会場で展示された「小倉百人一首原画展」を参考に各社の新聞カラ―面をちぎり制作しました。
♡4:山部赤人 田子の浦に打ち出でてみれば白妙の 富士の高嶺に雪はふりつつ。
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♡5: 猿丸太夫 奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声聞く時ぞ秋は悲しき
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♡11: 参議 篁 わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと 人にはつげよあまのつり舟
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♡19: 伊勢 難波潟みじかき芦のふしの間も あはでこの世を過ぐしてよとや
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♡39: 参議 等 浅茅生の小野の篠原しのぶれど あまりてなどか人の恋しき
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♡47:恵慶法師 八重むぐらしげれる宿のさびしきに 人こそ見えね秋はきにけり
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♡61: 伊勢大輔 いにしへの奈良の都の八重桜 京九重に匂ひぬるかな
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♡63: 左京太夫道雅 今はただ思い絶えなむとばかりを 人づてならで言うよしもがな
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♡68: 三条院 心にもあらで浮世にながらへば 恋しかるべき夜半の月かな
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♡81:後徳大寺左大臣 ほととぎす鳴きつる方を眺むれば ただ有明の月ぞのこれる
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♡86:西行法師 なげけとて月やはものを思はする かこち顔なるわが涙かな
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♡98: 従二位家隆 風そよぐならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりける