第31回運動教室「糖尿病治療としての運動継続のすすめ」
2017年11月15日 第31回運動教室が開催されました。
今回のテーマは、わかっちゃいるけどできない難しさ 「糖尿病治療としての運動継続のすすめ」
糖尿病は年々増加の一途を辿っており我が国のみではなく世界的にみても深刻な問題となっております。運動の継続が血糖コントロールに有効であることや数多くの病気を予防することは皆さんご存知であると思います。運動が体に良いことはわかってはいるものの、運動を継続することが非常に難しいと思います。そこで今回の運動教室では運動継続のポイントについてご説明いたしました。運動を継続させるためには日常の生活中でいかに体を動かすことを意識させるかがポイントになります。例えば「万歩計の装着」や「運動シューズを購入し玄関に置く(しまわない!!)」、「運動選手のポスターを張る」、「運動継続を宣言する」など日常生活の簡単な行動の変化が運動継続のカギとなります。そのため、明日からの自分自身の生活を振り返ってみては如何でしょうか?
また、近年、糖尿病は網膜症や腎症、虚血性心疾患などの合併症を発生させるだけでなく、筋力低下や認知症リスクを上昇させることが報告されております。そこで今回の運動教室でのエクササイズでは自宅で簡単にできる筋力トレーニングと認知症予防の運動を行いました。明日からの運動継続のために役立つ運動教室であったのであれば幸いです。
次回の運動教室は、平成29年1月17日(水)15:00~16:00から実施します。テーマに関しては未定でありますので決まり次第連絡させていただきます。多数の方の参加をお待ちしています。
運動教室の様子