栄養教室『コレステロール・中性脂肪を下げる食事』
今回の栄養教室は『コレステロール・中性脂肪を下げる食事』というテーマでお話をさせていただきました。
血液中に中性脂肪や悪玉と言われるLDLコレステロールがたくさんあると、血管が詰まりやすくなります。その結果、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞など命にかかわる大きな病気へとつながります。まずは、血液検査の結果を見直してみましょう。基準値から外れている場合は食事や運動に気をつけて改善していきたいですね。
まず、中性脂肪が高いという方は
①肥満を解消しましょう。BMI(体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m))が25未満になるように体重をコントロールしましょう。
②甘いお菓子や菓子パン、果物、ジュースなどをよく摂る方は控えましょう。
③ごはんや麺類、パンなど炭水化物を多く摂っている方は炭水化物を控え、野菜や肉、魚を食べるようにしましょう。
④アルコールを飲まれる方は、アルコールの量を控えましょう。
そして、善玉コレステロールと言われるHDLコレステロールの低い方は
①青魚(さば、さんま、あじ、ぶり、いわしなど)を積極的に食べるようにしましょう。
②青魚が苦手は方はえごま油がおすすめです。1日小さじ1杯程度、摂るようにしましょう。
②1日30分程度のウォーキングを行いましょう。
③たばこを吸われている方は禁煙しましょう。
悪玉コレステロールであるLDLコレステロールの高い方は
①脂の多い肉は控えましょう。
②低脂肪のものを選ぶようにしましょう。
③緑黄色野菜を食べるようにしましょう。
④食物繊維を多く含む、きのこや海草類などを積極的に摂りましょう。
油というと体に悪いイメージがありますが、最近では青魚に含まれるEPAやDHA、えごま油に含まれるα-リノレン酸は動脈硬化を予防する効果があると言われています。食事の中に摂り入れましょう。
*えごま油は酸化しやすいため、加熱はできません。サラダのドレッシングなどで摂りましょう。
今回の試食は野菜をたっぷり使った『鮭のちゃんちゃん焼き』、食物繊維を多く含む『ひじきのサラダ』です♪
鮭にもEPA、DHAが多く含まれています。塩鮭ではなく、旬の秋サケでぜひ、作ってみてください。
栄養教室の様子