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2016年10月 7日 (金)

栄養教室「サプリメントや健康食品について知ろう」

今回の栄養教室では、「サプリメントや健康食品について知ろう」というテーマでお話させて頂きました。 

健康食品は、一般的に健康の保持・増進を助ける食品として利用されるもの全般のことをいいます。サプリメントも健康食品の中に含まれ、薬と見た目が似ていますが、食品に分類されています。

健康食品には、栄養機能食品・特定保健用食品・機能性表示食品など種類があります。

その中でも機能性表示食品は、平成27年4月から新しく始まった制度で、機能性を表示した商品を増やし、消費者に正しい情報を得て商品を選んでもらおうという背景があり、始まった制度です。 

健康食品を利用する際には、注意が必要な方もいらっしゃいます。例えば薬を服用している方は、健康食品との飲み合わせによって薬の効果を強めてしまったり、反対に弱めてしまったりと容易に健康食品を利用することは危険な場合もありますので、必ずかかりつけの医師や薬剤師に相談してから利用するようにしましょう。健康食品による健康被害の報告もあります。もし健康食品が原因かもしれない健康被害にあった場合は、まず摂取を中止し、すぐに症状が改善しない場合は医療機関を受診してください。医療機関で治療を受けたときは、近くの保健所にも報告するようにしましょう。その際確実な健康食品の情報を伝えることができるように、健康食品のパッケージなど情報がわかるものはとっておくと良いと思います。 

健康食品やサプリメントはあくまでも普段の食事で不足している分を補うものです。健康の基本はやはり食事・運動・睡眠なので、健康情報をすべて鵜呑みにしたり、健康食品をとっているから大丈夫と、普段の食事をおろそかにしたりするのは意味がありません。普段からバランスの良い食事を心がけ、健康食品を購入する前にもう一度必要かどうか、食生活で改善できるところがないか考えてみてから利用するようにしましょう。

栄養教室の様子

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本日の試食

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