医療安全講習会「私たちの提供する医療が安全であるために」
平成28年2月4日岐阜ハートセンターハートホールにおいて職員全員を対象とした医療安全講習会が開催されました。
講師は名古屋大学医学部附属病院 医療の質・安全管理部 副病院長 長尾能雅 先生
講演テーマは「私たちの提供する医療法人 澄心会が安全であるために ~一人ひとりが意識すること~」
今回の講演は、
具体事例を基に医療従事者として、一人一人が何をするかを意識していなくてはいけない。
集団でやる場合には責任者を決めて進める必要がある。
何をしているか全ての医療者が理解する必要がある。
情報の遮断がリスクを爆発させてしまう。チーム内での情報、院内での情報、患者への情報、社会への情報、これらを遮断させないようにすべきである。
医師のインシデント報告は重要なものが含まれているので医師のインシデント報告は重要である。インシデント報告の件数の目安は、
①病床数の6.6倍、そしてその内の8%が医師の報告が望ましい。
②病床数の8.3倍のインシデント報告があればその中には有害事象の95%が含まれる。
報告行動が活性化している集団は医療安全が活性化している集団である。
いつもと違うことは直ぐ報告することが大事である。
今回の講演は具体例を中心にお話しされ非常に理解し易く今後の医療安全活動に役立つと感じた。
今回の講演には職員の多くが参加し、会場は満席、職員の医療安全に対する意識の高さが感じられた。
講演される長尾能雅先生
満員になった会場