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2015年11月 6日 (金)

栄養教室「腎臓を守るための食事」

11月の栄養教室のテーマは「腎臓を守るための食事」でした。
腎臓の働きが悪くなると尿が出にくくなり、老廃物が体に溜まります。そのため、むくみが出たり、体がだるくなったりします。さらに悪化すると人工透析と言って、人工的に老廃物をろ過することが必要となってきます。身体的にも精神的にも負担が大きくなります。
大切なのは予防です。腎臓の機能がやや落ちてきていると言われたことのある方は食事などの生活習慣を見直してみましょう。
腎臓を守るために重要となるのは、
①タンパク質を摂りすぎないようにする。
②エネルギー(カロリー)の不足がないようにする。
③塩分は極力控える。
です。

さらに、重症になってくるとカリウムやリンも制限が必要になってきます。
タンパク質は肉や魚、卵、大豆製品に多く含まれていますが、それだけではなく、ごはんやパン、麺類などにも含まれています。タンパク質を調整した特殊なごはんやパンを使うことで、肉や魚のボリュームを確保することができます。

今回の栄養教室ではそのようなごはんを試食にお配りしました。
適切なエネルギーを確保することも大切です。オリーブオイルなど新鮮な植物油を利用してエネルギー不足にならないようにしましょう。
そして、できるだけ薄味をこころがけましょう。うどんやラーメンなどの麺類のつゆにはたくさんの塩分が含まれています。つゆは残すようにしましょう。他には、漬け物、明太子、塩辛、魚の干物、練り製品、肉加工食品などに塩分が多く含まれています。これらを普段からよく食べている方は、塩分を摂りすぎている可能性がありますので、控えると良いです。
栄養教室の中では、調味料をあまり使わなくてもおいしく食べられる工夫についてお話をしました。

次回は12月11日(金)に「栄養と運動~ロコモってなぁに?」というテーマでお話をします。ぜひ、ご参加ください。

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