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2014年2月 6日 (木)

栄養教室「高血圧の食事療法」

2月に入りました。12~2月は室温の変化によって血圧が急激に上昇したり、下降したり、脈拍が早くなったりするヒートショック状態が起こりやすい季節です。

外出時は、暖かい服装で、入浴前に浴室、脱衣場を温かくしておき、温度差をなるべく減らして下さい。
 
 今回の栄養教室では、「高血圧の食事療法」についてお話させて頂きました。
日本には現在、約4000万人の高血圧患者さんがいます。高血圧は、「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼ばれているように、自覚症状はほとんどありません。
高血圧を防ぐには、減量、減塩、節酒、DASH食のすすめ、運動、禁煙が大事になります。体重管理では、内臓脂肪が多い人ほど血圧が高くなるので、お腹に脂肪がつく、りんご型肥満の方は注意して下さい。減塩も重要となります。漬物や汁物、加工食品(ハムやソーセージなど)、練り製品、インスタント食品などには塩分が多く含まれています。
日本人には塩分を体内にため込みやすい体質の遺伝子(食塩感受性高血圧遺伝子)を持つ人がいますが、現在の検査では調べることはできません。遺伝子は変えられなくても、
生活環境は変えることはできるので、塩分の過剰摂取には注意して下さい。
DASH食のすすめでは、カリウムやカルシウム、マグネシウム、食物繊維などの栄養素を摂ることで、相互作用により高血圧を防ぐと言われています。野菜や魚、大豆・大豆製品
などを積極的に摂るようにして下さい。
 日常的に、ご自宅で朝食前と就寝前に、血圧をはかることをおすすめします。高血圧と診断されたら早期の段階で治療を始めるようにしましょう。

Lecture

Sample1

Sample2

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