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2012年5月14日 (月)

栄養教室 「腎臓に負担をかけない食事」 H24.5.10

 気候もよくなってきて、過ごしやすくなりました。お天気の良い日は外でウォーキングなどを行うと
 運動にもなるし、気分転換にもなるので良いですね。無理のない程度に自分のペースで日頃の生活に運動を
 取り入れていきましょう。
 
 今日は、腎臓に負担をかけない食事というテーマでお話をさせていただきました。
 腎臓は一度悪くなってしまうとなかなか良くならない臓器です。
 早めに受診し、悪化しないようにお薬や食事で予防していくようにしましょう。
 腎臓の働きが悪くなってくると体にとって不要なものを外に出すことができなくなり、最終的には人工透析によって
 血液をきれいにしなくてはいけなくなります。食事や生活習慣を見直し、悪化しないようにしていきましょう。
 腎臓病は、生まれつき腎臓に障害がある場合やウイルスの感染などによって起こる場合もありますが、糖尿病や
 高血圧が原因で腎機能が悪化する場合も多くあります。糖尿病や高血圧の場合は血糖や血圧を上手に管理するだけ
 でもかなり予防することができます。血糖が高い場合は糖質制限、血圧が高い場合は塩分制限、腎機能が低下している
 場合はたんぱく質制限、塩分制限、カリウム値が高い場合はカリウムも制限ということになります。
 たんぱく質は肉や魚、卵、大豆製品に多く含まれていますが、ごはんやパン、麺類などにも実は結構多く含まれています。
 今回の栄養教室では、低たんぱくごはんをみなさんにお配りしました。そのような食品も上手に利用しながら、タンパク質
 を制限していけると良いですね。肉や魚、卵は必須アミノ酸をバランスよく含んでおり、質の良いたんぱく質と言われています。
 そのようなタンパク質はほどほどに摂りながら、主食のたんぱく質を減らすと効率よく必須アミノ酸を摂取することができます。
 血液検査を定期的に行い、今の自分は特に何に注意しなくてはいけないのかをよく知ることが大切です。できることから改善
 していきましょう。
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