平成24年3月7日 岐阜ハートセンターにて医療連携をして頂いている先生方をお招きし、第6回岐阜ハートカンファランスが開催されました。
多くの先生が参加され、質疑応答も活発になされ有意義なハートカンファランスでした。
Programは以下の内容でした。
Mini-Lecture 1 「新しい画像診断:光干渉断層法(OCT)を使った冠動脈インターベンションの一例」
岐阜ハートセンター循環器内科 医長 大久保 宗則 先生
Mini-Lecture 2「当院の心房細動治療の実績」
岐阜ハートセンター循環器内科 三宅 泰次 先生
Special-Lecture 「心房細動に対するカテーテルアブレーション最新の話題」
岡山ハートクリニック ハートリズムセンター長 山地 博介 先生
特に、今回、岡山から来院され講演して頂いた山地博介先生は不整脈の診断・治療を得意とされています。平成16年には米国クリーブランドクリニックで1年間研修もされています。特に不整脈の根治療法であるカテーテルアブレーションは4000例以上、心房細動に対するカテーテルアブレーションのみでも1300例以上の経験を持たれています。
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写真 左から 講演される 大久保先生、三宅先生、山地先生
最近、少しずつ暖かくなってきましたね。春ももうすぐそこという感じですが、気温の変化が大きい季節でもあります。油断して体を冷やさないように注意しましょう。
さて、今日はわりとぽかぽか陽気で大変多くの方が参加してくださいました。糖質制限食~基礎編~ということでお話をさせていただいたのですが、県外や岐阜県内でも遠いところからも何名か来てくださいました。初めて参加された方も多く、「独学で本を読んで実践しています。」というご意見も多かったです。まだまだ、糖質制限食について詳しく指導を行っている病院は少ないようで、不安に思いながらも実践していらっしゃるという方もいらっしゃいました。そのような方々にも自信を持って食事療法に取り組んでいただけるように、少しでも多くの情報を広げていけたらと思います。 糖質制限食とは、血糖を上昇させるのは3大栄養素のうち炭水化物(糖質)だけということに着目し、炭水化物を多く含む食品の摂取を極力減らすことで、血糖値をうまくコントロールしていくという食事療法です。カロリー計算などの計算はしません。炭水化物を多く含む食品とは、ごはん、もち、パン、麺類、小麦粉、芋類、果物、甘いお菓子やジュースなどです。代わりに野菜、きのこ類、海藻類、魚、肉、卵、大豆製品などはしっかりと摂ります。油も上手に使います。焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は飲んでもOKです。糖質ゼロのビールやワイン(辛口)も良いです。(肝機能を見ながらですが…。) 日本酒やビール、梅酒などはNGです。