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2010年1月

2010年1月28日 (木)

モントリオールからのお客様

カナダ、モントリオールから、心臓血管外科にお客さまがありました。Dr. Yao Lu (左から2人目)です。彼は、もともと心臓外科医ですが、現在はMcGill Health CenterのConsultantそしてEPS GLOBAL MEDICAL DEVELOPMENT INC.という会社に所属しています。

今回の彼らの目的は、世界中を回りながら、McGill Health Centerと各国との人的交流をさかんに、人材育成を行っていこうというものです。

たとえば、日本の心臓血管外科医の育成のために、McGill Health Centerのみならず、パイプのある、他の病院(スウェーデン、イタリア、中国など)へ医師の紹介などをおこなっています。

特に、最近発展のめざましい、中国は、彼にとっても母国で、また日本と近いこともあり、これから世界のネットワークをつくっていく上で大変重要な課題です。

今回は、来日3日間の強行軍の中で、岐阜ハートセンターに立ち寄られました。今後のコラボレーションの青写真に関して忌憚ない意見交換をさせていただきました。

世界からの新鮮な風を感じたひとときでした。
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2010年1月27日 (水)

中日新聞に新春-津本芳久展が紹介されました

H22年1月20日に中日新聞尾張版に、又H22年1月23日岐阜・近郊版に

岐阜ハートセンターギャラリーで展示されている新春津本芳久展が紹介されました。

現在は、更に新作2点が追加され、趣も変化いたしました。

現在、作者のご好意で記帳された方に提供されているポストカードは大好評です。

この展示品のうち何点かは、2月始から、豊橋ハートセンターのギャラリーでも展示されます。

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栄養教室 高血圧症の食事療法 平成22年2月5日(金)

「高血圧症の食事療法」と題しまして2月5日(金) 14:30~15:30 岐阜ハートセンター 1F ハートホールにて栄養教室を開催いたします。

皆さん、お誘い合わせの上お越し下さい。

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今後のスケジュール

Information

遅ればせながら...

遅くなりましたが、昨年NHKの野菜の時間に出演された当院心臓外科部長の富田先生の写真が手に入りました。先生の作品をご覧ください。

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栄養教室 脂質異常症の食事療法

1月15日(金)ハートホールにて栄養教室「脂質異常症の食事療法」が開催されました。

今回も多くの方にお集まり頂きました。

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脂質異常症は自覚症状が無く、そのまま放置しておくと動脈硬化を招く恐れがあります。更に放置しておくと狭心症や心筋梗塞といった心臓病、脳出血や脳梗塞といった脳血管障害につながる恐れがあります。

脂質異常症の目安は、血液中の悪玉LDLコレステロールが140mg/dL以上、善玉HDLコレステロールが40mg/dL以下になったときです。

食事でどのような点に注意したら良いか?今回の栄養指導で説明させていただいた内容の一部を記載いたします。

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LDLコレステロールを下げるには

☆脂の多い肉類を減らし、青魚や大豆製品を増やす・

☆あまーい洋菓子、乳製品を減らす。

☆緑黄色野菜、海藻類を増やす。

HDLコレステロールを上げるには

☆脂の少ない肉や卵を周3回ずつくらい食べる。

☆リノール酸の多い油(紅花油、コーン油、ひまわり油、グレープシード油、大豆油、綿実油)を摂り過ぎない。

☆オイレン酸の多い油(オリーブ油、なたね油(キャノーラ油)、アボガド油)を摂る。

☆中性脂肪を下げる。(肥満を解消する)

☆有酸素運動を行う。目標:1万歩/日。毎日30分くらいは歩く。

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今回の試食は、これらを考慮し、更に、おいしくをテーマに作りました。

☆ブリ大根 ☆菜の花の胡麻和え ☆水菜のサラダ ☆豚汁☆みかん ☆こんにゃくご飯

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2010年1月22日 (金)

ヘリコプターが救う救急医療システム

待ちに待った防災ヘリの活動が再開されました。

当院にも心筋梗塞の患者様がヘリコプターで搬入されました。当院の太田医師がヘリでお迎えに行きました。

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左前下行枝完全閉塞の危険な状態でしたが、直ちに緊急カテーテルで左前下行枝完全閉塞に対しステントが挿入され救命できました。患者様は元気にリハビリ中です。

急性心筋梗塞の治療は一刻を争います。しかも緊急カテーテルで閉塞した冠動脈を再開通させてやることで明らかに救命率が上がります。

しかしこれまでは、遠隔地の患者様は病院までの移送に時間がかかり過ぎてしまうこともありました。しかしヘリコプターというのは本当にすごいですね。

Photo_2 ヘリコプターが午後2時45分に当院の医師を迎えに来て岐阜県郡上の病院まで迎えに行って当院のカテーテル室に患者様が入室したのが3時45分。その20分後には完全閉塞部をガイドワイヤーが通過して再開通に成功しました。

ヘリコプターによる遠隔地からの患者転送は一刻を争う急性疾患ではすばらしい効果を上げることができます。地方の医師不足がうたわれながら一向に解決に向かわない実情があり、日本中どこでも緊急カテーテルができる訳ではありません。

こういった輸送手段がしっかりすればたくさんの専門医療施設は不要になり、センター化して集中的に治療をしていけば良いことになります。少ない医師の数でも集中化できればなんとか救急医療を支えていくことができるでしょう。

Photo_3 今回ヘリコプターによる救急搬送システムが再開されたことは、とてもありがたいことです。。頑張って下さっている飛行隊員の方々に感謝します。岐阜ハートセンターも医師がヘリに乗り込み協力していきます。今後ともよろしくお願いします。

2010年1月19日 (火)

成人先天性心疾患 岡山大学心臓外科の笠原真悟講師に手術指導していただきました。

心臓病の中には、成人心疾患に対して、先天性心疾患(小児)が、ございます。小児の頃に手術を受け、その患者様が成人され、小児の頃とは別に問題が新たに発生する場合があります。それが、成人先天性心疾患です。

この成人先天性心疾患の領域は、成人心疾患はもとより先天性心疾患の知識が十分あることが必要で、大変複雑であることが多く、社会的ニーズが増してきている分野です。

今回、われわれは、幼い時に心臓手術を受け、今回単心房にちかいASD(心房中隔欠損症)を治療するのにあたり、先天性心疾患の手術では日本を含めアジアをリードする岡山大学心臓外科の笠原真悟講師に手術指導していただきました。患者様は無事に手術を終え経過順調です。

このように当院では、現在、その治療法をわれわれの手に持たない場合、当院でその道のエキスパートに指導してきていただく、あるいは、エキスパートのほかの病院を紹介する形をとらせていただいています。

2010年1月16日 (土)

ありがとうございます。開心術100例記念謝恩パーティー。

ありがとうございます。開心術(心臓手術の中で人工心肺を使う手術と冠動脈を治療する手術を合わせたもの)を無事に100件手がけることができました。これも職員一同一丸となって新しい病院作りに励んだおかげだと思います。

ささやかですが職員を対象に立食パーティーを開かせていただきました。皆でノンアルコールビールで乾杯しました。丁度緊急バイパス手術があって大川・加藤・玉置は参加できませんでした。

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1 心臓の手術は 、いかに並はずれた技術を持った医師がいても、一人ではできません。それを支えるチームが必要です。

逆にチームがあっても医師に技術がなければ良い手術はできません。技術力の不足をチームの力でカバーすることはできないのです。

2 そういった中で、たくさんの方々に支えられて、100件という節目を開院から11カ月で迎えることができました。感謝感謝です。さらに良い医療が提供できるよう今後とも頑張っていく所存ですのでよろしくお願いします。

Dsc01615_2 ←近くのサークルKにお願いしておでんの出前をしてもらいました。大人気であっという間に売り切れでした。

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2010年1月13日 (水)

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

当院も2月5日で満一年を迎えます。この一年なんとかやってこられましたのは、ひとえに皆様方のお陰です。本当にありがとうございました。さらに皆様に喜んでいただける病院を目指して頑張っていきたいと思います。

今年は

1)心臓リハビリテーションの開始

2)病棟中庭の緑化計画

3)ホームページのリニューアル

4)いただいた御意見に対する対策の掲示

5)糖質制限食の提供

6)ハートホールの図書の充実による入院生活の快適さ向上

などを計画しております。今後ともご支援ください。

(↓ 新年を迎え決意あらたな岐阜ハートセンター 心臓外科チーム)

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