第1回ハートの日 in Gifu (7)食品でメタボ予防
岐阜大学 応用生物科学部 長岡 利教授
世界で死因の一番は心臓血管疾患(心臓・脳)で29.3%(2002年)を占めている。その原因が高コレステロール。コレステロールが高いと血管が詰まる。脳で詰まると脳血栓、心臓で詰まると狭心症となる。
コレステロールにも動脈硬化を防ぐ善玉コレステロール(HDL)と動脈硬化を促進させる悪玉コレステロール(LDL)がある。
長岡教授は一貫してメタボリックシンドロームと関連するコレステロール・脂質代謝に関連する研究に従事され、この研究成果が関連学会で高く評価され、多くの受賞を受けられています。今回の講演は、研究されている成果のエッセンスをお話いただきました。
1日25g(豆腐3丁相当)の大豆タンパク質を摂取すれば内臓脂肪を減らすことができる!!
米国食品薬品局(FDA)は1999年に1日25gの大豆タンパク質の摂取はコレステロールを5~10%低下でき、虚血性心疾患の予防効果があることを認めている。
”十六ささげ”も血清コレステロールを減少させる。”十六ささげ”でメタボ予防ができる。
心臓血管疾患リスク低減表示許可が出ている食品として、食物繊維 20g~25g/day相当の「コレステミン」、大豆タンパク質 25g/day 相当の「コレステブロック」等を紹介して頂きました。