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2019年5月15日 (水)

栄養教室 「糖尿病の食事~ゆるやかな糖質制限~」

今日の栄養教室は「糖尿病の食事~ゆるやかな糖質制限~」というテーマでお話しをさせていただきました。
糖質制限食という言葉は最近では、本やテレビなどで紹介されることも多くなってきて、ご存知の方も増えてきました。

栄養教室の様子

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糖質制限食とは炭水化物(糖質)を多く含む食品を極力控えることで、血糖値をコントロールするという食事療法です。
ごはんやパン、麺類、イモ類、小麦製品、果物、菓子類、甘いジュースに炭水化物は多く含まれています。それらの食品の食べる量を控え、タンパク質を多く含む肉、魚、たまご、大豆製品などや野菜を多く摂ることで、血糖値が急激に上昇することを防ぐことができます。普段よく食べるものは何が多いですか?血糖値の高い方は炭水化物を多く含む食品を控えるようにしましょう。 
ただ、最近の研究では、厳しい糖質制限食を続けると死亡率が増えるという結果もでています。主食を減らしすぎるのは危険です。まずは間食の摂り方から見直しましょう。和菓子は体に良いと思っている方も多いのですが、和菓子は砂糖を多く含みます。あずきも糖質が多く、まんじゅうの皮も糖質が多いです。それと、あられやせんべいなどもお米からできているので、糖質は多くなります。間食でおすすめなのは、ナッツ類(塩のついていないもの)です。片手に乗るくらいの両が目安です。 
間食を控えても血糖値が下がらないときは、主食の量も見直してみましょう。夕食のごはんをなしにしておかずだけにするなど、少しずつ主食の量を少なくしていきましょう。外食が多い方は一度にたくさんの炭水化物を摂らないように注意しましょう。ラーメンとチャーハンとかうどんやそばと一緒に丼物を食べるということはしないようにしましょう。 
糖質制限食は、タンパク質の摂取量が多くなります。腎臓に病気のある場合は必ず医師に相談するようにしましょう。
また膵炎など膵臓に病気のある方は脂質の摂取量も多くなるので、注意が必要です。
経口血糖降下剤を内服していたり、インスリン治療をされている方は低血糖を起こす可能性があります。医師や栄養士に相談して注意して行いましょう。
 
 
本日の試食です♪

☆さばと豆苗のたまごとじ

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☆ブロッコリーのごまマヨ和え

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Recipe2


 
さばやマヨネーズは脂質が多くカロリーが高いので、糖尿病なら控えたほうがいいと思っている方も多いですが、糖質制限食を行う際には、脂質の摂り方がポイントになってきます。糖質制限食を行うと摂取カロリーが減りがちです。脂質は血糖値を上昇させないので、炒め物などで油も摂るようにしましょう。