今月の栄養教室は『高血圧の食事療法について~塩分だけじゃない!?~』というテーマでお話しさせて頂きました。
日本には現在、約4000万人の高血圧患者さんがいます。高血圧は、「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼ばれているように、自覚症状はほとんどありません。
高血圧を防ぐには、減量、減塩、節酒、DASH食のすすめ、運動、禁煙が大事になります。体重管理では、内臓脂肪が多い人ほど血圧が高くなるので、お腹に脂肪がつく、りんご型肥満の方は注意して下さい。減塩も重要となります。漬物や汁物、加工食品(ハムやソーセージなど)、練り製品、インスタント食品などには塩分が多く含まれています。日本人には塩分を体内にため込みやすい体質の遺伝子(食塩感受性高血圧遺伝子)を持つ人がいますが、現在の検査では調べることはできません。遺伝子は変えられなくても、生活環境は変えることはできるので、塩分の過剰摂取には注意して下さい。
DASH食はアメリカで成果を上げている高血圧の人向けの食事療法です。カリウムやカルシウム、マグネシウム、食物繊維などの栄養素を摂ることで、相互作用により高血圧を防ぐと言われています。野菜や魚、大豆・大豆製品などを積極的に摂るようにして下さい。
血圧は、ご自宅で朝食前と就寝前にはかることをおすすめします。高血圧と診断されたら早期の段階で治療を始めるようにしましょう。
本日の試食です。いかマリネです。
お酢を使用すると塩分が少量でもさっぱり頂けます。またいかに含まれる『タウリン』は血圧を下げる効果があると言われています。
是非自宅でも作ってみて下さい♪
栄養教室の様子
本日の試食
平成28年5月18日(水)に第22回運動教室『メタボリックシンドロームを予防しよう』が開催されました。
メタボリックシンドロームは、「内臓型肥満+高血圧・糖尿病・高脂血症」のどれか2つ当てはまる方がメタボリックと言われます。メタボリックになると心筋梗塞や脳梗塞のリスクが非常に高くなります。そのため、メタボリックにならないための予防が必要です。
メタボリックの予防・改善には、①運動②栄養③禁煙④内服を行うことが重要です。食べ過ぎや運動不足などの不規則、不健康な生活習慣を改善することが脱メタボに繋がります。運動が大事なのはわかっているが、ライフスタイルの中で運動時間を設けるのもなかなか大変なことかもしれません。まずは、現時点で自分がどの程度歩いているのかを万歩計などをつけて把握してみてはいかがでしょうか?厚生労働省による健康維持に必要な歩数は1万歩と言われておりますが、1万歩は正直難しい方もいるかもしれません。現状を把握してできる限り1万歩に近づける努力が大事です。最後に『継続は力なり』という言葉のように、継続こそが健康への近道です。
次回の運動教室は、平成28年7月20日(水)15:00~16:00、テーマは『未定』です。多数の方の参加をお待ちしています。
運動教室の様子
平成28年6月1日から6月30日まで岐阜ハートセンター、ハートホールにおきまして洲原公民館の皆様による「洲原ひまわりの里 魔女コンテスト@ひまわり迷路」作品が展示されています。
昨年も魔女コンテストの写真を掲示していただきましたが、今年はさらに思考を凝らして展示物を作成していただきました。
ひまわりの里への道案内(掲示物の記載)
岐阜県美濃市内にある「洲原」という地域に、洲原ひまわりの里があります。
岐阜市からは車で40分。
美濃市の隣には郡上市・関市があります。
美濃市に入った後は、国道156号を郡上方面目指して20分ほど走ると立花トンネルがあり、
トンネルを抜けて右手側、長良川を挟んだ向こう岸に
オレンジ色の三角屋根が見えてきます。
その建物を目印に、赤い洲原橋を渡ってきていただければ洲原ひまわりの里へ到着です。
今年の魔女コンテストは9月17日(土)18日(日)
問い合わせ先:洲原地域ふれあいセンター Tel:0575-32-2105
展示状況
展示を手伝っていただいた皆さん
左から
纐纈久夫様、富田正則様、丸茂賢治所長、加納 満様、村瀬 伸様
魔女の展示
魔女の拡大
展示写真(洲原のひまわりを撮影)
富田正則様 「迷路」 星の降る里 盛夏
元洲原小学校校長先生安藤恭子様の絵