岐阜ハートセンターでの看護学実習−12.13
2013年11月5日~12月6日までの4週間、岐阜保健短期大学看護学部3年4名が、岐阜ハートセンターで看護学実習を行いました。
今回は、「疾病の急性期にある成人期を生きる対象者とその家族を理解し、看護の方法の実際を学ぶ」ことが目的である成人看護学実習Ⅰと、「健康問題をもつ複数の対象者への援助を通して、看護がチーム医療の中でどのように展開され、継続していくかを理解する。また、実践場面の分析をもとに、看護管理の視点に基づき、看護者に期待される役割を理解し、自己の知識・役割・技術・態度について、今後の学習課題を明確にする」ことが目的である統合実習でした。
成人看護学実習Ⅰでは、心臓手術や急性心筋梗塞で緊急搬送された患者様を担当させて頂き一連の看護を学びました。 実際に患者様が手術に出られる際は同行し、患者様の不安やご家族の心配に対する看護の難しさを学び、退院を控えた患者様には、退院後の生活を考えた生活指導などグループ内で話し合い、より良い援助を考えました。
統合実習では、複数の患者様を受け持ち、安全、優先順位、時間管理を考慮した看護ケアのマネージメントを学びました。また、看護副部長や看護師長の管理者による講義に加え、話を聞いてみたいスタッフへのインタビューから、組織としての目的を達成させるための看護サービスについても学び、看護師としての責任と自覚を養うことができました。
本当に様々な経験が、大きな成長へ繋がりました。4週間を終えた感想は、「患者様に寄り添い、思いを理解することができた」「色々な看護師の看護観を聞き、自分の看護観に反映することができた」などでした。
実習初めには不安でガチガチだった表情も終了時には、達成感に満ちた素敵な笑顔となりました。
国家試験に全員が合格して、来春からはそれぞれの場で活躍されることを心からお祈り致します。