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2013年11月5日~12月6日までの4週間、岐阜保健短期大学看護学部3年4名が、岐阜ハートセンターで看護学実習を行いました。
今回は、「疾病の急性期にある成人期を生きる対象者とその家族を理解し、看護の方法の実際を学ぶ」ことが目的である成人看護学実習Ⅰと、「健康問題をもつ複数の対象者への援助を通して、看護がチーム医療の中でどのように展開され、継続していくかを理解する。また、実践場面の分析をもとに、看護管理の視点に基づき、看護者に期待される役割を理解し、自己の知識・役割・技術・態度について、今後の学習課題を明確にする」ことが目的である統合実習でした。
成人看護学実習Ⅰでは、心臓手術や急性心筋梗塞で緊急搬送された患者様を担当させて頂き一連の看護を学びました。 実際に患者様が手術に出られる際は同行し、患者様の不安やご家族の心配に対する看護の難しさを学び、退院を控えた患者様には、退院後の生活を考えた生活指導などグループ内で話し合い、より良い援助を考えました。
統合実習では、複数の患者様を受け持ち、安全、優先順位、時間管理を考慮した看護ケアのマネージメントを学びました。また、看護副部長や看護師長の管理者による講義に加え、話を聞いてみたいスタッフへのインタビューから、組織としての目的を達成させるための看護サービスについても学び、看護師としての責任と自覚を養うことができました。
本当に様々な経験が、大きな成長へ繋がりました。4週間を終えた感想は、「患者様に寄り添い、思いを理解することができた」「色々な看護師の看護観を聞き、自分の看護観に反映することができた」などでした。
実習初めには不安でガチガチだった表情も終了時には、達成感に満ちた素敵な笑顔となりました。
国家試験に全員が合格して、来春からはそれぞれの場で活躍されることを心からお祈り致します。
栄養教室の様子。
平成25年11月21日、岐阜ハートセンターハートホールで岐阜県救急隊の方を対象に救急との連携ができるように勉強会を開催いたしました。
Ⅰ.先ず、院長上野から胸痛の疾患は早い処置が効果があり、救急隊との連携の必要性を説明。
診断のための時間に余裕のない疾患(できるだけ早期に治療すべき疾患)は:
(a)心筋梗塞
(b)不安定狭心症
(c)解離性大動脈瘤
(d)肺梗塞
(e)緊張性気胸
昨年の緊急搬送患者数486人に対して、緊急カテ117件、緊急手術19件
Ⅱ.循環器内科、三宅先生からは急性冠症候群(心筋梗塞)の当院での流れについて説明
Ⅲ.心臓血管外科、加藤先生からは大動脈解離症状から手術内容を説明。
参加して頂いた消防隊は岐阜市、笠松、羽島、本巣、山形等の消防隊の皆様52名の参加をいただきました。
平成25年11月20日(水)に第7回運動教室が開催されました。
今回は『高齢者の転倒予防トレーニング』というテーマで行いました。
高齢者の方の介護を要する原因の約10%は転倒による骨折と言われています。
そして骨折する原因は派手に転倒するわけではなく、立った位置からの転倒が約70%を占めます。高齢者の方は、骨の中でも一番太い「大腿骨」が簡単に折れてしまうのです。
運動で転倒を防止するためには、筋力とバランス力を鍛える必要があります。
今回は下半身の筋力と体幹のバランス力を鍛えるような筋トレをメインに運動をしました。
筋トレがメインということで、参加した方々は「キツイ…」と言っていましたが、皆さん頑張っていました。
筋トレもウォーキングなどと同様に継続することが大切です。高齢者の方でも、やればやった分だけ筋力アップにつながります。
次回の運動教室は、平成26年1月22日(水)に『高血圧の運動療法』を開催する予定です。
多数の方の参加をお待ちしています。