栄養教室 「高血圧の食事」 H24.8.5
とても暑い日が続いておりますが、みなさん、夏バテなどは大丈夫でしょうか?
暑い中、今回の栄養教室も大勢の方が参加してくださいました。ありがとうございました。
今回のテーマは「高血圧症の食事」でした。冬に比べて夏はわりと血圧が落ち着くことが多いですが、油断は禁物です。
急な温度変化などには注意が必要です。体を冷やしすぎないように注意しましょう。
それと、やはり高血圧を予防するためには減塩です。普段から味付けの濃いものばかり食べていると、薄味では物足りなく
なってしまい、どんどん濃い味を好むようになってしまいます。少し薄いかなと思うくらいを心がけましょう。酸味や香味野菜、
香辛料、だしの味などを上手に使って、薄味でもおいしく食べられる工夫をすると良いです。インスタントの食品や、漬け物、
梅干し、麺類、ハムやベーコンなどの加工食品、魚の干物、塩辛や明太子などの塩蔵品には塩分が多く含まれています。
煮物などの味付けを薄くしていてもこれらの食品をよく食べる方は塩分摂りすぎの可能性があります。少しでも減らせると良いです。
また、野菜やきのこ、果物に多く含まれているカリウムというミネラルは余分な塩分を体の外に出す働きがあります。
今の季節ですと、きゅうりやトマト、スイカなどに多く含まれています。季節の野菜をしっかりと食事の中に取り入れていきましょう。
他にも、肥満、運動不足、大量の飲酒、喫煙、睡眠不足、ストレスなども血圧を上げる原因となります。
ビールのおいしい季節ですがアルコールはほどほどにしましょう。
血圧は、そのときの状態によって数値が変動します。毎日、同じ時間帯に同じ条件でおうちで計測し、記録しておくと良いです。
診察時では、どうしても緊張してしまって高い数値になったり、急いで来た場合でも高い数値になります。
自己管理がとても大切です。
暑いので、寝苦しいときもあると思いますが、睡眠不足にならないように心がけ、お酒はほどほどに、たばこはやめて、涼しい時間帯にウォーキングなどを行い、体を動かして高血圧を予防しましょう。