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2018年8月22日 (水)

ハートの日 in GIFU が開催されました(2Fメインホール)

2018年8月11日(祝日)岐阜駅前、じゅうろくプラザに於きましてハートの日in GIFU

が開催されました。

午前10時から2Fメインホールと5Fサテライト会場でスタートいたしました。

2Fメインホールでは

No1:10:00から10:30「心臓ってなぁ~に?」岐阜ハートセンター循環器内科 三宅 泰次先生

『心臓ってなぁ~に?』は、岐阜ハートセンター循環器内科医長の三宅泰次先生に、心臓の解剖と生理についてご講演を頂きました。スライドを使ったプレゼンテーションが中心の内容ですが、対象は小学5~6年生のお子様ですので、より身近に理解を深めて頂くために、ご参加頂いたお子様と一緒に幾つかの体験型ワークショップを行いました。“心臓の動きを体感する”ことを目的に、会場の医療従事者を始めとするスタッフが手伝っての検脈をしたり、さらにその場で運動をすることにより脈が速くなることをじかに体験しました。

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No2:10:30から11:00 「病院で働く人たち」 岐阜ハートセンター循環器内科 川村 一太 先生

『病院ではたらく人たち』は、岐阜ハートセンター循環器内科部長の川村一太先生にお願いしました。本年も岐阜ハートセンターを舞台に各セクションで活躍する医療従事者を中心とした“病院ではたらく人”について、ビデオと医療従事者へのインタビューを通じて学んで頂きました。現在の医療環境は多様化しており“患者様の病気を治す”工程において、医師以外に沢山の“はたらく人たち”が関わります。それぞれの役割が重要であり“チームで病気に挑む”チーム医療を表現できたと思います。ビデオ学習の他には、実際に医療現場で活躍する医療従事者の中から、『医師』『看護師』『薬剤師』にインタビューを行い『それぞれの職業に就いたきっかけ』『通常業務の内容』『チーム医療でのそれぞれの役割』などを参加者に向けて語って頂きました。

講演される川村一太先生

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『薬剤師』 『看護師』

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No3:11:15から12:00「心臓カテーテル手術ってなぁ~に?」

プレゼンター 岐阜ハートセンター循環器内科 平田哲夫先生

オペレーター 岐阜ハートセンター循環器内科 大久保宗則先生、谷垣 徹先生 診療放射線技師 中島 勇気先生

 最後の『心臓カテーテル手術ってなぁ~に?』では、岐阜ハートセンター循環器内科医長の平田哲夫先生にご講演、岐阜ハートセンター循環器内科部長の大久保宗則先生、同医師谷垣 徹先生と診療放射線技師の中島技師に急性心筋梗塞に対するカテーテル手術の実演をしていただきました。これは日本が世界に誇る医療機器メーカーのテルモ社が、若手医師のトレーニングを目的に開発したカテーテルミュレータを使って行いました。もちろん45分と言う限られた時間の中で、手術の全てを伝えられたわけではありませんが、平田哲夫先生にわかりやすく手技を解説していただけたため手術の緊張感や術中に重症不整脈が出現した際にも冷静に対処しつつ、あっという間に閉塞した冠動脈をバルーンとステントを用いて治療する様を診ることが出来ました。

プレゼンをされる平田先生

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カテーテル実技をされる大久保宗則先生、谷垣 徹先生、中島勇気先生

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No4:12:00から12:30 「なぐちゃんのクイズコーナー:色から学ぶ医学の話」ナグモクリニック総院長 南雲吉則先生

子供たちから”なぐちゃーん”と呼ばれて出てきた南雲先生、クイズ形式で”色から学ぶ食べ物と命の話”をされました。セミが一週間で死んでしまう不思議を知りたくて医師になったそうです。

信号機の色で一番見やすい色は赤、見にくい色は緑。何故でしょうか?

野菜は動物から見にくいように緑色、果物は動物に見つけてもらい種子を遠くに運んでもらいたいから見やすい赤や黄色。

魚の身が赤い魚は有酸素運動で動き回っている魚。カレイやタイは筋肉質の白身。

遺伝子の中には”生きよ!”というものがあり、つらい時でも親に相談すれば親が命を掛けて守ってくれる。

クイズコーナーで講演される南雲先生

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No5:14:00から14:30「大切な人をまもるための運動」米澤卓郎先生、加藤千恵子先生、倉橋美香トレーナー。

この”命の筋トレ”運動は南雲先生と米澤先生が考えられた酸素をしっかり取り入れる有酸素トレーニングです。歩くことが一番よく、脂肪燃焼にもっともよい。ウォーキングしながら隣の人と話ができる程度の負荷が良い。

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第2の心臓といわれる足のふくらはぎを動かし背中にいるミトコンドリアを活性化するために背中を意識して運動するとよい。

座って行う命の筋トレの方法

①深呼吸:すべて吐いて、大きく吸って これを3回

②手を大きく前に上げみぞおち迄引く これを10回

③座ったままで足踏みを30秒間実施する。手も大きく振るとよい。

①→②→③→30秒休憩 を3クール実施する。

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立って行う命の筋トレの方法

①深呼吸:すべて吐いて、大きく吸って これを3回

②足のかかとを1cm位浮かて戻す。 10回

③肩甲骨を意識し大きく手を振り大きく膝を上げ、足踏みをする。30秒

①→②→③→30秒休憩 を3クール実施する。

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No5:14:30から15:40「命の食事 ―心臓病もガンも認知症も予防できる食事―」

特別講演としましてナグモクリニック総院長 南雲吉則先生に講演して頂きました。

乳がん手術の専門医として非常に多忙の中、講演を快く引き受けていただきました。

ガンは早期発見、早期治療と言われています。原因がわかってきたガンは減少しています。ピロリ菌が原因の胃ガン、肝炎ウイルスが原因の肝臓ガン、ピロマウイルスが原因の子宮頸ガンがあります。のど、肺、食道のガンの原因はたばこです。

ガンにならないようにするには食生活をよくしてメタボにならないようにすることが大切です。

メタボリックシンドロームは次の4つが原因

・ウエストが太い:カロリーの取り過ぎ

           タンパク質や脂肪では太らない。 糖質が結果、脂肪となり太る。

・高血圧:塩の取り過ぎ          

・高血糖:糖の取り過ぎ

        白米、パン、麺、砂糖と小麦粉で作った菓子、ポテトは白物5品目と言

        われ太る原因となり、好ましくない食べ物である。

・高脂血症:油の取り過ぎ

        飽和脂肪酸(脂)室温では固体 牛、豚、鶏の脂

        不飽和脂肪酸(油)室温では液体 オメガ9 オリーブオイル(冷蔵庫で固まる)

                              オメガ6 サラダオイル

                              オメガ3 エゴマオイル、青魚などの油

        エゴマオイルはいろんな面で有効なオイルである。

ガンにならないために好ましくない食事

精製した糖質、悪い油(オメガ6=サラダオイル)、塩・化学調味料

ガンにならないために好ましい食事

完全栄養(ポリフェノール)、オメガ3、甘酒発酵水

講演される南雲先生

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No6:ハート座談会「大切な人をまもるための運動と食事」

司会:南雲吉則先生、加藤千恵子様

パネリスト:松尾仁司先生、富田伸二先生、土屋邦彦先生

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南雲先生より食事に関してお話がありました。

食事は白米より玄米、玄米より雑穀米。パンだと白パン、フランスパンよりも黒パンが良い。うどんよりも日本そば。色のあるものを食べたほうが良い。

ヨーグルト摂取は体に良いがヨーグルトは食物繊維がゼロであるので、豆乳1Lを買って乳酸菌3gを入れて1日から2日後にはヨーグルトになっている。豆乳の中にはオリゴ糖も入っている。食物繊維もふんだんに入っているので買ってきたヨーグルトより更に良い。または、ヨーグルトを食べるときに皮付きのフルーツをサイコロ型に切り、上からヨーグルトをかけその上からエゴマオイルをかける。こうするとスーパーフードになります。