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2019年1月15日 (火)

栄養教室 「脂質異常症の食事療法」

栄養教室の様子Lecture_7167

今回の栄養教室は「脂質異常症の食事療法」というテーマでお話しさせていただきました。脂質異常症の改善に取り組んで見える方は大勢いらっしゃいます。原因は様々です。家族性による遺伝、生活習慣、暴飲暴食、肥満。それらに伴う糖尿病、肝機能障害、腎機能障害。食事以外に運動不足、多量のアルコール、ストレス、喫煙など、原因と言われるものにはきりがありません。

脂質異常症とは血液検査でLDL・HDLコレステロール、中性脂肪などが基準値を大幅にはずれた状態です。外れた数値が長期にわたることで血液に含まれた脂質がドロドロになり、血栓となり血管を細くしてしまいます。血栓が増えてしまうことで動脈硬化を引き起こしやすくなります。

近年の研究によると血液中の脂質の数値が正常範囲であっても、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの命に係わる病気になる方が多くみられることがわかりました。基準値内だけではなくバランスが大切ではないかと言うことで「LH比」が注目されています。LDL(悪玉)コレステロールをHDL(善玉)コレステロールで割り、その数値によっておおよその動脈硬化の進行度がわかるものです。

1.5以下は血管内がきれいな状態。                 

Fig11.6以上~2.0未満は動脈硬化が疑われる状態。

2.0以上は血栓が出来ている可能がある状態。

というように判定されますが、付随して投薬があるか、複数の疾患を伴っていないかによっても判断するようになりました。

Fig2 血液検査の結果が基準値内であっても、一度LH比や該当項目を参考に自分の状態を知ることをお勧めします。

 今回の試食は冬に美味しくなる大根を使った「大根ご飯」と「さわら」を使った料理です。「さわら」は漢字では「鰆」と書くので春に旬を迎える魚と思う方が多いと思いますが、春に旬を迎えるのは九州地方で徐々に北上して旬を迎える魚です。東海地方は冬の今が旬となる魚です。煮つけ、焼き、揚げとどの料理法も万能な魚です。今後のレシピに加えてください

本日の試食

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