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2010年2月16日 (火)

H22年3月9日(火)栄養教室開催。「糖尿病の食事療法:糖質制限食」

来る3月9日(火)、岐阜ハートセンターにて「糖尿病の食事療法~糖質制限食~」と題しまして栄養教室を開催いたします。今回は、糖質制限食の栄養教室としては第2回目になりますが江部先生に教えていただいた基礎から再度ご説明いたします。

◆糖質制限食を知っていますか? ◆

心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患を引き起こす糖尿病の治療やメタポリックシンドロームの予防に、糖質を抑えた「糖質制限食」を取り入れることも一つの方法です。

主食を抜いても大丈夫?

「糖質制限食」を実践する際の基本は2点です。第1に「米飯、麺類、パンなどの主食や芋類など、糖質の多い食品はとらない」こと。第2に「肉、魚などのタンパク質は、脂肪分に気をつければ好きなだけとっても構わない」ことです。適量の蒸留酒ならお酒もOKです。人間が生きていくのに必要なエネルギーはタンパク質と脂肪からとれます。ですから、主食を抜き、炭水化物をとらなくても生きていけないことはありません。

3つのパターンで挑戦しよう

「糖質制限食」は肥満ホルモンであるインスリン分泌を抑えるのでダイエットにも役立ちます。糖尿病やメタポリックシンドロームの方は健康のため、次の3パターンのいずれかに挑戦されることをお勧めします。
①スーパー糖質制限食=3食とも主食抜き。効果抜群で最もお勧め

②スタンダード糖質制限食=朝と夕に主食抜き

③プチ糖質制限食=夕だけ主食抜き 。

ただし、個人差によって適、不適がありますので、始めるときには必ず医師に相談するようにしてください。

「糖質制限入院」もスタート
当院は今春、糖尿病の患者様を対象とする「糖質制限入院」をスタートします。先ずは3日コースから始めます。関心のある方はご連絡を。

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