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今回の栄養教室は、『心不全の栄養管理』についてお話させて頂きました。
心臓はからだに十分な酸素と栄養がいきわたるよう血液を循環させるポンプの働きをしています。しかし心不全になりますと、ポンプの働きが弱くなり、全身へきれいな血液を上手に送れない状態となり、むくみや息切れ、身体がだるい、手足の冷感、咳・痰が出る、夜間頻尿などといった症状が出てきます。
食事療法では、塩分を制限することが重要です。減塩のポイントは、薄味に慣れることが重要で、塩分計などを使用し、自宅の味付けが濃いのか薄いのか確認して頂くことをおすすめしています。また麺類を食べる回数が多く汁まで飲んでしまう方は1日に摂ってよい塩分量を超えてしまう恐れがあるので、汁は必ず残すようにしましょう。漬物や梅干し、佃煮、インスタント食品、干物などは塩分が多いので注意して下さい。レモン汁やゆず、すだちなどの酸味やにんにく・生姜・ハーブなどの香辛料を利用したり、だしパックを使用することは減塩につながります。
その他に、水分の摂り過ぎ(個人によって異なる)や食欲低下、過度な飲酒は心不全を悪化させる原因となるので、注意して下さい。
日常生活では、十分な睡眠と休養をとり、夏冷房の効き過ぎた部屋からそうではない所に出ると血圧が上昇するので、、外気との温度差が5度以上にならないように注意して下さい。また、内服や毎日体重測定を行うことを習慣づけて下さい。体重が1週間で2kg以上増える場合は、水が溜まっている証拠となります。
本日の試食です♪
1品目は「鶏肉と秋野菜の黒酢炒め」です。鶏肉にふる塩は減塩のやさしおを使用しました。また黒酢を使用することで塩分が少量でもさっぱり頂けます。
2品目は「南瓜とクリームチーズのサラダ」です。心不全の方は食欲低下することが多く、少量でもエネルギー補給できるクリームチーズを使用しました。
南瓜との相性も良いです。
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平成29年9月20日(水)に第30回運動教室『自宅でできる5秒トレーニング』が開催されました。
肥満は世界的に蔓延していますが、日本も例外ではなく年々増加傾向が続いています。その傾向として特に男性に顕著で、40~60代の男性にいたっては、BMI25を超える人が、全体の30%を超えるまでになりました。ただし、国際基準ではBMI30以上を肥満と定義しているので、日本の判定基準は、かなり厳しいものです。「だったらそんなに心配する必要ないのでは?」と思うかもしれませんが、実はこれにはきちんとした理由があるのです。肥満は心疾患の危険因子の1つであるため、肥満を是正することが心疾患を予防することにつながります。肥満を是正するポイントの1つ目として“摂取カロリー<消費カロリー”にすることです。2つ目は基礎代謝を上げるために筋肉量を増やすことです。基礎代謝は年齢とともに低下します。若い時と同じだけカロリーを摂ってしまうと基礎代謝が下がっているため、脂肪として貯蓄されてしまいます。そのため筋肉量を増やして基礎代謝を上げることが重要なのです。今回は『自宅でできる5秒トレーニング』をご紹介致しました。皆様普段使わない筋肉を使っていたため、四苦八苦されていましたが、運動は継続が大事です。本日受講されました皆様には、是非ご自宅で続けて行って頂けると幸いです。
次回の運動教室は、平成29年11月15日(水)15:00~16:00から実施します。テーマに関しては未定ですので決まり次第連絡させていただきます。多数の方の参加をお待ちしています。