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2014年5月12日 (月)

栄養教室「体重コントロール」

  新緑のきれいな季節になりました。寒暖の差が大きい季節でもありますので、バランスの良い食事をしてしっかりと免疫力をアップさせて風邪などひかないようにしていきましょう。
 今月は「体重コントロール」というタイトルでお話をさせていただきました。メタボリックシンドロームなどという言葉をよく耳にし、なんとなく太っていることは良くないということはみなさんご存知だと思います。
 体重が多すぎると心筋梗塞や糖尿病、脂質異常症、高血圧症などを発症する危険が高まります。ただ、やせ過ぎていても免疫力が低下したり病気になったときに回復が遅かったりと良くないこともあります。標準体重を維持することが大切です。
 BMIをご存知ですか?体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)で18.5~25までが標準と言われています。一度計算してみましょう。
 太りすぎている方は、生活習慣を見直してみましょう。朝だいたい同じ時間に起きて、朝食をとり、夜22時~23時頃までには寝るということを心がけてみてください。朝食を抜いたり、夜遅くまで起きていたりすると代謝が悪くなり、太りやすいからだを作ってしまいます。
 食事では、全体的に食べる量を減らすだけではなく、ビタミンやミネラルを多く含む野菜、肉、魚、卵、大豆製品などはしっかりと食べるようにして代謝をよくしましょう。減らすべきものは甘いお菓子やジュース、菓子パン、揚げ物、ごはんや麺類などです。単品ではなく、定食という形で食事を摂るようにすると良いですね。
 反対にやせ過ぎてしまっている方は、油で上手にカロリーを摂りましょう。今回の試食では、動脈硬化予防に効果的と言われいるα-リノレン酸を多く含むえごま油を使ったサラダをご紹介しました。摂ったほうが良いと言われる油もあります。カロリーばかりを気にせず、油の種類にも注目して良い油は食事の中に取り入れるようにしていくと良いです。
 次回は脂質異常症のお話です。もう少し詳しく油のお話もしますので、お時間のある方はぜひご参加ください。

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