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2013年9月12日 (木)

栄養教室「脂質異常症の食事療法」

平成25年9月12日岐阜ハートセンター、ハートホールにおきまして栄養教室が開催されました。

朝晩は大分涼しくなってきましたが、昼間はまだまだ暑い日がありますね。油断しているとあっという間に 寒くなったりする季節ですので、服装などに注意して体調管理をしっかりしましょう。

 今回の栄養教室は「脂質異常症の食事療法」というテーマでお話をさせていただきました。脂質異常症というのは、血液の中の中性脂肪やLDLコレステロールが高かったり、HDLコレステロールが低い状態をいいます。中性脂肪は別名トリグリセリドとも言われます。体重が増えてくると中性脂肪は高くなりやすいです。
 食事で気をつけることは「糖質+脂質」です。ケーキ(砂糖+バター)、チャーハン(ごはん+油)などおいしいと感じる物は「糖質+脂質」である場合が多いです。おいしいと思うことはとても大切なことですが、食べ過ぎには注意しましょう。
 LDLコレステロールは悪玉コレステロールとも言われ、血管の壁に入り込んで詰まりやすくします。反対にHDLコレステロールは善玉コレステロールと言われ、血管の中の余分なLDLコレステロールを肝臓に運ぶ役目があります。
 LDLコレステロールを増やすためには、1に禁煙、2に運動と言われています。たばこを吸われている方は禁煙しましょう。
 運動は食後30分後くらいに20分~30分程度、ウォーキングなどの有酸素運動がおすすめです。日常生活で体を動かすようにしましょう。
 脂質異常症は自覚症状がありません。知らない間に進行してしまい、心筋梗塞や脳梗塞など大きな病気を発症します。
 食事、たばこ、運動など生活習慣を改善し、少しでもそのような病気になる危険性を減らしていけるといいですね。
栄養教室の様子

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