« 大島一彦さん切り絵展 | メイン | 第4回津本芳久さん色紙画展、中日新聞で紹介 »

2012年1月18日 (水)

栄養教室「高血圧症の食事療法」 平成24年1月13日

 2012年1月13日、今年初めての栄養教室を行いました。年明け最初ということでしたが、今回もたくさんの方が参加してくださいました。

 今回は高血圧症の食事療法ということでお話をさせていただきました。高血圧症は、90%以上が原因不明の本態性高血圧と呼ばれるものです。しかし、遺伝的な要因の他に生活習慣の乱れなどによっても、高血圧は発症するということが分かっています。
 高血圧症はサイレントキラーとも言われ、自覚症状はほとんどなく、気付かないうちに進行してしまう場合もよくあります。まずは、ご自分の血圧をチェックすることが大切です。
 血圧が高いですねと先生に言われたら、まず、太っている方は減量することをおすすめします。BMI25以上の方は、減量するだけでも、血圧の値が落ち着くこともよくあります。余分にカロリーを摂りすぎていないか、毎日の食事チェックを行いましょう。
 もうひとつ、高血圧に効果があると言われるのは、減塩ですね。インスタント食品やハム、ベーコン、ウインナーなどの加工食品、練り製品、漬け物、梅干し、塩辛、魚の干物などには塩分が多く含まれます。できるだけ控えるようにしましょう。外食が多い方はどうしても塩分の摂取量も多くなってしまいがちです。丼物や麺類などは極力控え、定食物にして漬け物を残したり、汁物を残すだけでも塩分は控えることができます。
 それと、余分な塩分を体の外に排出するのを助ける役割があるのがカリウムという栄養素です。カリウムは、野菜やきのこ類、海藻類、果物、芋類に多く含まれています。このような食品も食事の中に上手に取り入れていくと良いですね。ただし、果物や芋類は血糖が上がりやすく、太りやすいので、肥満や血糖の高い方はほどほどにしましょう。また、腎機能が低下して血清カリウム値の高い方はカリウムは控えましょう。
 薄味でバランスの良い食事、適度な運動、適度な飲酒、禁煙などが大切です。できることから、始めましょう!
Class Sample_1 Sample_3 Sample_2