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2009年7月

2009年7月29日 (水)

今年のハートの日の内容紹介(6) 随時開催イベント

Aed_3 救急蘇生講習会(AEDの使い方)

 ・救急蘇生法の講習会

 ・救急資材の展示など

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心臓病相談室

 循環器専門医による心臓病の相談コーナーです。常時3人の医師が待機して皆様のご相談にお答えします。

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食事栄養相談室

管理栄養士による食事栄養相談コーナーです。6人の管理栄養士が皆様をお待ちしています。

2009年7月28日 (火)

今年のハートの日の内容紹介(4) 私のメタボ対策奮闘記

「人に言っているばかりでなくて自分でやってみて下さい。」の一言で始まった私のメタボ対策奮闘記。血液検査はどうやら良かったのですが、腹囲と体重が完全にオーバー。それではとりあえずダイエットをしようということで、実際にダイエットに取り組んでみました。

 実はダイエットとリバウンドの繰り返しの人生でして、初めてダイエットに取り組んだのが高校2年生の時でした。書店でダイエットの本を買いその方法論に感激してその方法を試してみました。この時のダイエットでは10数キロの減量に成功。その後は受験のストレスやら何やらで3年ぐらいでリバウンド。大学入学から半年で80Kg超の体重に。そこでまたダイエットして・・・・。これまでのダイエット自己記録は23Kgを誇ります。

Photo_4  今回はこれまでの豊富な?ダイエット成功経験と失敗経験から皆様に何かを伝えられたらと思います。「今度はリバウンドしないでね。」という声もちらほらでありますが、はたして今回のダイエットは成功したのか?乞うご期待です。

略歴)

昭和32年  岡山県倉敷市生まれ

昭和57 岐阜大学医学部卒業

昭和57年から59  沖縄県立中部病院 レジデント

昭和60年から63  小倉記念病院循環器科

昭和63年から平成3 県立岐阜病院 循環器科

平成3年より、岐阜市民病院 循環器内科

平成20年まで岐阜市民病院 循環器病センター長  

     兼 循環器内科部長兼集中治療室長

平成211月より 岐阜ハートセンター 院長

     循環器内科

専門はカテーテルによる虚血性心疾患の治療

これまでのPCI(カテーテル治療)経験症例はもうすぐ15000例。現場第一主義。

医学博士

循環器内科専門医

総合内科専門医

日本インターベンション学会  評議員 指導医 専門医

日本心血管カテーテル治療学会 理事 指導医 専門医

2009年7月27日 (月)

腹部大動脈ステントグラフト治療実施施設に認定されました!

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多くは無症状のまま、だんだん拡大し、あるとき突然激しい痛みを伴って破裂する腹部大動脈瘤。

破裂すると多くはそのまま死亡してしまい、何とか病院に搬送されても緊急手術で救命できるのは約半数しかありません。

近年増加傾向にある、この恐ろしい病気に対する治療の基本は破裂する前に発見し、開腹して人工の血管に置き換える手術(標準手術)を受けることですが、最近注目されている新たな治療法に『ステントグラフト治療』というものがあります。両足の付け根の動脈からカテーテル(血管内に挿入する細い管)を用いて行うもので、切らずにカテーテルで治すので身体に対する負担がとても少ない治療法です。

この『ステントグラフト治療』は、どの動脈瘤に対しても行える訳ではありませんが、危険性が高く手術不可能といわれた患者様には希望の光となりえます。

この度、私達岐阜ハートセンターは腹部大動脈ステントグラフト治療実施施設に認定されました。治療の選択肢が広がったことで、より多くの動脈瘤でお困りの患者様のお力になれるかと思います。

大動脈瘤の治療については、当院心臓血管外科の「病気と治療方法」のページhttp://gifu.heart-center.or.jp/div02.htmlをご覧下さい。

セカンドオピニオンにも対応させていただきますので、ぜひご利用ください。

2009年7月26日 (日)

第3回岐阜ハートセンター医療連携懇話会 腰痛と閉塞性動脈硬化症

Photo 岐阜ハートセンターでは病院と診療所の合同勉強会を開催しています。

第3回は、歩行時の足の痛みについてです。

この症状は整形外科領域とオーバーラップする領域ですが、年のせいだとか腰のせいになったままで意外と見逃されているのが”閉塞性動脈性硬化症”という病気です。

治療法は確立していますが、治療には高度な技術を必要とすることが多く経験十分にある循環器科医・心臓血管外科医にかかる必要があります。

 よそで手術しかないと言われて、当院にいらした患者さまでカテーテルでわずか15分で治療に成功した例もあります。

逆にある病院で手術を勧められて当院に紹介してくださったのですが、ご本人は手術を怖がられていました。そこで循環器・心臓血管外科医の合同カンファレンスでカテーテル治療よりも手術のほうがベストと判断してその結果を患者さまにお話ししたところ納得され安心して手術をお受けになりました。とても経過がよく1週間で退院された例もあります。

 他領域でもそうでしょうが循環器領域の治療では、カテーテル治療にしても手術療法にしてもきわめて高度な技術が必要になります。外科医・内科医の双方がどこにも負けない技術をもって治療法を話し合わなければイビツな治療が行われることになります。カテーテルで十分に治療できるのに、”自分”ではできないから手術をしなさいというのはあまりにもおかしいと思いませんか?切らなくていいのに切らせるというのは冷たいと感じるのは私たちだけでしょうか?

 カテーテルでも治せる・手術でも最高の結果を出せる。でも総合的に患者さまの生活環境やライフスタイルそしてリスクを十分に考慮すると、この患者様ではカテーテルがいいんだとか、手術がいいんだとか決めていくのが真の”患者さまのための医療であると思います。

 私たちは定期的に今回のような勉強会を開催して、私どもの治療内容を御紹介医の皆様に公開して、得られたご意見ご批判を今後の治療に生かしていければと考えております。

今回は医療関係者向けの会ですが、今後は一般向けの勉強会も開催していく予定です。

2009年7月25日 (土)

コレステブロックってご存知ですか?今年のハートの日の内容紹介(3)

Photo  食品でメタボ予防 というタイトルで講演をしていただく長岡先生の開発された特定保険用食品です。大豆タンパク質をさらにパワーアップしたリン脂質結合大豆ペプチドでコレステロールを低下させる効果があるものです。わずか一日3gの摂取でコレステロール値は有意に低下し、6g摂ると、私たちが使用するコレステロール低下薬に近いコレステロール低下作用が期待できるようです。

薬には副作用がつきものですので、健康食品で低下すれば安心ですね。食べるものを考えることで自然とコレステロールをコントロールしていくことができれば素晴らしいことです。長岡先生には食品でメタボ予防と題してお話をしていただきます。

長岡 利(ながおか さとし)岐阜大学応用生物科学部 教授のご略歴

      1986年          名古屋大学大学院・農学研究科・博士課程後期・農芸化学専攻修了 

1988  日本学術振興会・特別研究員

1989   岐阜大学農学部・生物資源利用学科・助手

1993                                 同・助教授

1994年〜1995  アメリカ合衆国・ボストン大学医学部留学

                  (文部省在外研究員)

2004   岐阜大学応用生物科学部・応用生物科学科・助教授

2007年〜                                     同・教授

                      (現在に至る)

200910月〜 岐阜大学先端創薬研究センター教授(併任)

 

[受賞]

1996年  日本栄養食糧学会・奨励賞受賞

    「食品成分および生体異物によるコレステロール代謝制御

     に関する研究」 

2005年  日本農芸化学会・農芸化学研究企画賞受賞

「ペプチドの媒介する新規脂質代謝調節系の解明を基盤

  にした革新的脂質代謝改善食品素材を含む革新技術

  の創成」

2005年 文部科学大臣表彰・科学技術賞(研究部門)受賞

          「新しいコレステロール低減化ペプチドに関する研究」

2009年7月23日 (木)

今年のハートの日 今村先生の曲目が決まりました。

今年のハートの日 今村先生の曲目が決まりました。

  トッカータ (トッカータ、アダージョとフーガ より)
    バッハのオルガン・トッカータの中でも広く知られた曲で、
    華やかなペダルソロもあり、技巧的に最も輝かしいものの一つ
           です。

  カノン
    中部ドイツのオルガニストであったパッヘルベルは、優れた室
           内楽も作曲しています。
    この曲の原題は「三つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノ
           ンとジーグ」ですが,オルガンでもよく演奏されます。
    この曲は非常におおらかで親しみやすく、ドイツバロックの傑
           作と言われています。

  グランドマーチ (歌劇「アイーダ」より)
    すべてのオペラの中で最も華麗とされる歌劇「アイーダ」の凱
           旋の場で、神と祖国をたたえ、勝利を祝う音楽です。
    当日は水平トランペットを使ったオルガン編曲で演奏して下さいます。

2009年7月22日 (水)

今年のハートの日の内容紹介(2)市民と救急隊の連携

Photo_3 万が一、あなたの大切な人に何かあったらどうしたらいいのでしょう?!

岐阜市消防本部の皆様が、寸劇形式、分かりやすく一次救命救急について教えて下さる予定です。

13時30分からの予定です。

当日にはAEDの講習会も予定しています。

奮って御参加ください。

心臓血管外科の実績(開院から5か月)

開院以来おかげさまで、岐阜全域(一部愛知)から、患者様を御紹介いただいております。

患者様背景として、以下のような特徴がございます。

  • 80歳台の動脈硬化性大動脈弁狭窄症手術
  • 低左心機能[EF25%前後]の弁膜症、狭心症手術
  • 高度腎機能障害、透析患者様の心臓大血管手術
  • ステロイド内服、インスリン治療中の患者様の心臓大血管手術
  • 急性大動脈解離、腹部大動脈瘤破裂

この様な患者様の治療にも、積極的に取り組み、安定した成績をおさめています。
術後、当院外来で、診させていただいた後、御紹介いただいた病院での外来御加療をお願いいたします。
当院にても、術後6か月、1年検診を予定しております。

実績(2009.2.5 - 2009.7.4:5ヵ月間)
開心術、人工心肺症例 44 例
その他 27 例
合計 71 例(準緊急・緊急 16例)

今年のハートの日の内容紹介(1)パイプオルガンの調べ

Photo_2 まず午後1時から、今村初子先生によるパイプオルガンの調べをお届けします。パイプオルガンの演奏は手と脚を巧みに使って演奏する楽器です。その素晴らしい演奏の様子をカメラで拡大してスクリーンに中継する予定です。ご期待下さい。

今村初子先生プロフィール 

北ドイツ国際オルガンアカデミー、ロマムティエ国際オルガンアカデミー、バッハ・オルガンアカデミー、スペイン政府の奨学金を得て、国立サラマンカ大学で研鑽を積んだ後、ボストン(ニューイングランド音楽院)に留学。1996年ゲラルデスキ賞、97年白川賞受賞。99年サラマンカ大聖堂でリサイタル。2000年ピストイア賞(最優秀賞)受賞。イタリア・ピストイアで行われたイタリア国際オルガンアカデミーに招待され、シエナでリサイタル。2003年ピストイア(イタリア)でリサイタル、ボストンでニューイヤーイブコンサート。2004年ボストンでリサイタル。2006年サラマンカ大聖堂で大聖堂オルガンコンサート(国際親善協会主催)。2008年ジェノバ(イタリア)でリサイタル。岐阜サラマンカホール、豊田市コンサートホールでの各種演奏会、第250回記念岐阜県美術館オルガン定期演奏会等、日本国内のソロ活動の他、小林研一郎指揮名古屋フィルハーモニー交響楽団との公演等オーケストラをはじめ、ヴァイオリン、トランペット、声楽、合唱団等とも多数共演している。2006年岐阜市芸術文化奨励賞、2008年白川特別賞受賞。現在、中部学院大学オルガニスト、同大学短期大学部講師、名古屋バッハ合奏団オルガニスト。

2009年7月17日 (金)

ハートの日って?

2009  わが国の三大死因のうちの二つを占める心臓病・脳卒中の予防・診断・治療へ向けての研究・情報交換・啓蒙活動に対する活動資金を得るために、経済界と医学会が協力して1970年に日本心臓財団(http://www.jhf.or.jp/)が設立されました。財団の事業として研究助成・国際交流・啓蒙活動などを行っております。

1985年にその設立15周年を記念して8月10日を健康ハートの日と定めました。国民に心臓病に関する正しい知識を身につけていただき予防意識の向上を目的とし、8月10日を中心として国民運動を展開しようと始めたものです。

今年は東京では8月9日、豊橋・名古屋・岐阜では8月10日に行われる予定です。

岐阜ハートセンターでも心臓病に対する正しい知識の普及と予防意識の向上という目的に賛同して、今回、岐阜県県民ふれあい会館で開催されるハートの日のお手伝いをさせていただくことになりました。講演だけでなく、常時3人の専門医による健康相談、6人の栄養士による食事・栄養相談などが計画されています。みなさん奮ってご参加下さい。